万年筆はしばらく使わないとインクが出にくくなったりします。
でも、洗浄すれば、またインクがちゃんと出ました!
インクが少し固まっていたのだと思います。物理的に壊れていなければ、洗浄で解決する可能性が高いです。
この記事では私の洗浄した時の手順を紹介します。
使用している万年筆
万年筆はkakuno(PILOT)を使っています。
kakuno購入時、万年筆をほとんど使ったことがなかったので、価格が安いkakunoで万年筆デビューしました。メーカーの価格は1,000円(税抜)です。
また、ペン種はF(細字)、インクはコンバーターで吸入して使っています。
kakunoは万年筆で文字を書くことを楽しむのには十分な万年筆です。しかし、少しインクが出にくくなりやすいです。頻繁に使っていれば問題ないのですが、なかなか毎日使うとまではならず、たまにインクが出なくなってしまいます。
いつか、乾きにくい万年筆を使ってみたいものです。
万年筆(kakuno)の洗浄手順
キャップと胴軸をはずす
まず、キャップと胴軸を外しました。キャップは少し汚れていたので、水道水で洗いました。
ペン先をぬるま湯につけ、水を出し入れして洗う
瓶にぬるま湯を入れます。容器は水が入れば何でも良いと思います。
ペン先をぬるま湯につけました。それから、インクを入れる時のようにコンバーターを回転します。回転を繰り返すことで、ペンの中のインクが出てきました。
水の出し入れ回数は動画よりも多くやりました。これでざっくり洗浄はできたと思います。
ペン先、ペン芯、首軸、コンバーターにわける
ひとつ前の工程でやった、ぬるま湯のコンバーターでの出し入れをして乾燥するだけでもインクが出るようになることは多いです。
しかし、せっかくなので、もう少し洗いました。
特に、首軸のインクは取れにくいです。それで、ペン先、ペン芯、首軸、コンバーターはバラバラに分解しました。
水道水でやさしく洗う
この後、ぬるま湯にしばらくつけてインクを落としますが、その前に水道水でやさしく洗っておきました。
水道水でとれる汚れをとっておくと、水につけた時に出てくるインクが少なくなって良いと思います。
ぬるま湯に入れて一晩置く
新しいぬるま湯を瓶に入れました。その中に、ペン先、ペン芯、首軸、コンバーターを入れて、一晩置いておきました。
再び水道水で軽く洗う
翌日、ペン先、ペン芯、首軸、コンバーターを瓶から出し、水道水でさっと洗いました。
ここは、もう気持ち程度で、軽く洗いました。
乾かす
洗ったら、ティッシュで水気を拭いて、しばらく放置して乾燥させました。
少しインクの色が残っていますが、綺麗になったと思います。
万年筆を組み立てる
乾いたら、インクを入れるために万年筆を組み立てました。
ペン芯にペン先をセットして、首軸に差し込みました。
首軸にコンバーターを差し込みました。
これでインクを入れる準備は完了です。
インクを入れる
インクはPILOTの色彩雫(いろしずく)を使っています。この万年筆では天色(あまいろ)を使っています。
万年筆は好きな色を使い分けられるのも魅力ですね。
ペン先をインクの瓶に入れて、コンバーターでインクを吸入しました。
キャップと胴軸をつけて、完了です!
洗浄により、サラサラ書けるようになりました。天色のきれいな青も出ています。
インクが出なくなった万年筆は洗浄するとまた使えます
書きにくくなった万年筆は洗うことで再び書きやすくなりました。
洗浄前と洗浄後で同じインクを使ったので、ここまで洗わなくても大丈夫です。
でも、しっかり洗浄することで綺麗になって気持ち良かったです。
完全にインクの色がとれたわけではなかったですが、このくらい綺麗になれば、別の色を入れるのも大丈夫そうと思いました。
もしインクが出にくくなった万年筆があったら、洗浄を試してみてはいかがでしょうか。