蒲田でホットケーキを食べるなら「シビタス」昭和からある喫茶店です

東京都大田区の蒲田にある東急プラザ蒲田内にシビタスという喫茶店があります。

東急プラザ蒲田は東急蒲田駅とJR蒲田駅からすぐに行けます。改札からは出る必要がありますが、ビルは駅と繋がっています。

蒲田でちょっとお茶したい時に、おすすめのお店です。

シビタスで美味しいフルーツホットケーキを食べてきたので、紹介します。

シビタスは東急プラザ蒲田の4階にあります

1968年（昭和43年）に東急プラザ蒲田は「蒲田東急ビル」として開業し、シビタスはその時からずっとあるお店です。

東京の神田には昔、「万惣（まんそう）フルーツパーラー」がありました。（万惣は2012年に閉店しています。）

シビタスは万惣フルーツパーラーの蒲田支店として始まり、現在も万惣のホットケーキの味を引き継いでいると言われています。

「シビタス」のホットケーキの歴史は、昭和2年に東京都千代田区神田須田町の果物店、宮内庁御用達の『万惣』のフルーツパーラーの職人「加茂謙氏」によって生まれました。その直伝のレシピを変えることなく最上質の小麦粉、卵、牛乳、砂糖、バターをブレンドしたオリジナルなホットケーキを作り続けています。馥郁（ふくいく）としたホームメードの風味をお楽しみください。

シビタスのメニューより

シビタスは英字だと「CIVITAS」、漢字だと「市美多寿」。

CIVITAS（シビタス）とは、都市市民、都市社会、都市文化を意味する言葉です。ラテン語でシービタース、若しくはキービタースと発音します。フランス語のCité、英語のCityはこの語の派生語です。日本都市学会を創立（1953年）した初代会長の奥井復太郎氏は、都市研究の碩学として著名です。慶應義塾大学の教授を歴任そして同大学が創立100周年を迎えたとき、慶應義塾塾長に就任しました。それを記念して、大学で薫陶を受けたメンバーが会を作り「シビタスの会」と命名しました。語源からすると、社会の平和と安全を願ったものであり、この言葉に永遠の『発展と繁栄』を記しています。「シビタスの会」の会員 佐藤仁威先生の下に当店は店名を「シビタス（市美多寿）」としました。

シビタスのメニューより

店名に、このような由来があったのですね。

シビタスは昔からずっと人気のお店です。

お店の前には長椅子がありますが、休日の午後はここに長い行列ができています。

遅めの時間だとホットケーキが完売している場合もあります。完売の場合は、お店の入口のあたりに記載されていますので、チェックしましょう。

店内にはテーブル席や、水槽のまわりに席があります。

カウンター席もあります。

シビタスではカウンター席からだと調理の様子を見られます。

黄色のホットケーキのタネが、銅板の上で焼かれてキツネ色になっていくのを見られます。

カウンター内の調理風景の撮影はご遠慮くださいと記載がありましたので、是非カウンター席で実物を見てください。

シビタスはホットケーキが人気

シビタスでは、やっぱりホットケーキが人気です。

ホットケーキのみのメニューと、ホットケーキに何かがついているメニューがあります。

ホットケーキのみのスタンダードも美味しいですが、シビタスはフルーツも美味しいのでフルーツ付きがおすすめです。軽食にしたいなら、ハムやフランク付きも良いです。

ホットケーキと一緒にドリンクを注文すると、ドリンク代は110円引きになります。

ドリンクは、コーヒーや紅茶などのホットドリンク、アイスコーヒーやアイスティーやメロンソーダなどのコールドドリンク、オレンジジュースやバナナジュースなどのフレッシュジュースと、種類は豊富です。

お店にはコーヒーについて、張り紙があります。

コーヒーが好きなら、ホットケーキに合う市美多寿ブレンドにしても良いですね。

他にもクープ（パフェ）やフルーツポンチ、スムージーなど、フルーツが美味しいメニューもあります。

フルーツホットケーキと市美多寿ブレンドをいただきました

ホットケーキを注文すると、最初にシロップがきます。こんなに使わないけど、見た目が良い。

そして市美多寿ブレンドがきました。私はブラックでいただきます。

目の前で焼かれるホットケーキを眺めつつ、ホットケーキを待ちます。

ホットケーキきました！美しい。

銅板で焼かれたホットケーキの焼き色が綺麗です。バターが少しずつ溶ける…。

フルーツは時期によって違います。この日はマスカットが入っていて嬉しい。

フルーツだけではなく、アイスクリームもあります。

シロップをかけて、より美味しそうになりました。シロップの量はお好みで。

ホットケーキを少し切ってからシロップをかけると、中に染みていきそうで良いですよね。

しっとりとしたホットケーキで、甘味と塩味があります。わずかに粉っぽさもあって、それに昔らしさも感じます。

そして、苦みのある市美多寿ブレンドが合います。このコーヒーは、コーヒー単体ではなくホットケーキとセットで完成なんじゃないだろうか。

フルーツのお皿にある、アイスクリームや生クリームと一緒に食べて、味変をするのも良いです。

ホットケーキはもちろん美味しいですが、フルーツも美味しいです。

ブレンドコーヒーがホットケーキと合ってより美味しいです。

フルーツホットケーキとブレンドコーヒーで1,280円と少し贅沢ですが、自分へのご褒美や、誰かのお祝いなどにもなります。

東急プラザ蒲田には都内唯一となった屋上観覧車もあります

東急プラザ蒲田の屋上には「かまたえん」があります。

かまたえんには、小さくて可愛らしい観覧車があります。

昭和の時代はデパートなどの屋上遊園がたくさんあったのですが、東京都内の屋上観覧車は、このかまたえんの観覧車のみになりました。

東急プラザ蒲田のリニューアル時に存続が危ぶまれましたが、残ってくれました。

シビタスのホットケーキと、かまたえんの観覧車、どちらも昭和から残る貴重なものです。

ホットケーキを食べた後、お天気が良かったら、寄ってみてはいかがでしょうか。

かまたえんの営業時間は10:00～18:00、12月～2月の冬季の営業時間は10:00～17:00です。（悪天候の場合は変更の可能性があります。）

シビタスのホットケーキは安定の美味しさ

シビタスは東急蒲田駅やJR蒲田駅からすぐに行ける東急プラザ蒲田内にあるので、行きやすい喫茶店です。

蒲田駅周辺でお茶をしたくなったら、おすすめのお店の１つです。友人と行っても、一人で行っても、過ごしやすいです。

かまたえんには観覧車もあるので、昭和からある良さをより味わえます。

そして、やはりホットケーキはいつも美味しいです。見た目も美しい。

シビタスに行けば、昔からのあのホットケーキを食べられるという安心感があります。

ただ、人気のお店なので、休みの日であれば早めの時間（午前）に行ったほうがお店に入りやすいです。

午後の場合は、並ぶ可能性が高いですし、おやつ時間を過ぎるとホットケーキが売り切れていることが多いので、気を付けてください。

ちょっと歩いても良いなら、蒲田駅周辺にはチェリーという喫茶店もあるので、こちらもおすすめです。