春はたけのこが美味しいですよね。
富山県では4月から5月上旬がたけのこの時期です。
富山にはたけのこが採れる地域がいくつかありますが、そのうちのひとつは黒河地区。
私は富山県出身で、ちょうどゴールデンウィークの時期に帰省したので、今年も黒河のたけのこを食べました。
たけのこはスーパーでも買えますが、直売所では新鮮な美味しいたけのこを買えるので紹介します。
富山でたけのこといえば黒河たけのこ
直売所でたけのこを買えます
富山県射水市の黒河地区は富山のたけのこ産地のひとつです。
この地域の富山県道9号線(富山戸出小矢部線)沿いに、農作物の直売所がいくつかあります。
うちでは毎年、カネダイ農園さんで黒河たけのこを買わせてもらっています。
直売所の隣には車を数台停められるスペースがあるので、車で買いに行けます。
年によりますが、たけのこは4月から5月上旬くらいまで販売されることが多いです。
春はたけのこを販売されていますが、たけのこ以外にもその時期の農作物を販売されています。
直売所は閉まっている時期もありますので注意です。
直売所のたけのこは新鮮!
直売所の近くに竹林があり、そこで採られたたけのこが販売されています。
採られたばかりのたけのこで新鮮です。
スーパーでもたけのこを購入できますが、直売所のたけのこは、より新鮮なのが良いです。
黒河地区で採れるたけのこなので、「黒河たけのこ」と呼ばれます。
この地区の竹林は黒土で、たけのこにも黒い土が付いています。
肥沃な黒土で育ったことで、香りや歯ごたえが良く、少しえぐみがあるのが特徴的な美味しいたけのこです。
料金は、量り売りなので重さによって変わります。
時価だと思いますので、値段は書かないですが、1,000円持っていけば数本買えるでしょう。
また、販売所のかたも親切です。
自宅の鍋の大きさなどに合わせて、どんな大きさが良いかなど相談すれば、たけのこを選んでくれます。
それから、たけのこを茹でる時には米ぬかも使うので、必要な場合は「ぬかもいただけますか?」と聞いてみましょう。
私はぬかを分けていただきました。無料で分けてくださったのでありがたい。
今回は自宅用にこちらのたけのこを購入しました。
美味しそうなたけのこ!
写真左の袋に入っているのは、いただいた米ぬかです。
たけのこはなるべく早めに茹でてアク抜きします
たけのこの茹で方
たけのこはアク抜きがちょっと大変ですが、時間が経つとどんどんアクが強くなるので早めに茹でておきましょう。
アクが強いたけのこは、料理の味も良くならないですし、ふきでものがでたりもしますよね。アク抜き大事です。
新鮮なたけのこだとアク抜きの時間が少なめで済みます。早めに茹でてこの写真の状態(たけのこの水煮)を目指します。
- たけのこ(買ったものすべて)
- ぬか(鍋に広がるくらい)
- 唐辛子 1本
- 水(鍋でたけのこが浸かるくらい)
- たけのこが入る鍋
- おとし蓋
- 竹串
皮を数枚むきます。
先端と根元を切り落とし、縦に切り込みを入れます。
鍋にたけのこ、たけのこが浸るくらいの水、唐辛子を入れます。
米ぬかも投入します。
落とし蓋をします。落とし蓋がない場合はお皿などを代用して使います。
鍋に蓋をして火をかけます。沸騰するまでは強めの火で、沸騰したら弱火〜中火にします。
たけのこの鮮度や大きさによりますが、うちでは20分ほど茹でます。
たけのこが採られてから時間が経っている場合は、もっと茹で時間を長くして、1時間ほど茹でるのも良しです。
たけのこの太めの部分に竹串を通してすっと通ればOK。
※竹串を刺してる写真じゃなくてごめんなさい。ちゃんと火が通っていました。
たけのこを茹で汁につけたままの状態で冷まします。
うちでは1時間ほど置きますが、もっと長い時間置いても良いです。
冷めたら、たけのこを水洗いして米ぬかを落とし、皮をむきます。
この後は好きなたけのこ料理に使うだけ。
残ったたけのこは冷蔵庫で保存
茹でたたけのこのうち、その日のうちに使わない分は保存しておきます。
保存容器にたけのこが水に浸るようにして入れて、蓋をして冷蔵庫で保存。
毎日水を替えれば、1週間ほど保存できます。
たけのこ料理は美味しい!
たけのこ料理いろいろ
たけのこの料理はなんでも美味しいです。
そのものの美味しさを味わえる煮物。
炊き込みご飯も美味しいです。
うちでは薄揚げと一緒に炊き込みます。
お味噌汁も美味しいです。
たけのこの穂先側の柔らかい部分を使うのおすすめ。
うちの実家のたけのこの煮物の作り方
母が作るたけのこの煮物なので、目分量でサッと作る感じの煮物です。
そのため、量は多分このくらいだったかという適当なものです。すみません。
参考程度の量として見てください。
そしてこれは、簡単に作った手順です。もっと手間をかけることもできるので、そのへんはお好みで。
たけのこの煮物の作り方
- たけのこ水煮(食べたいだけ)
- 昆布(出汁用、1〜2かけ)
- 水 400cc
- 酒 150cc
- みりん 50cc
- 薄口しょうゆ 50cc
- 山椒の葉 適量(なくても可)
鍋に水と昆布を入れて少し置いておきます。
たけのこを入れて、火をかけます。
沸騰してきたら、酒とみりんを入れます。
ひと煮たちしたら、うす口醤油を入れます。
うす口醤油がなければ、濃口醤油でも。
5〜10分ほど煮たら、火を止めて、食べるまで放置。その間に味がたけのこに入っていきます。
器にたけのこを盛ります。
山椒の葉は手のひらにのせて、パンッとたたきましょう。良い香りが漂います。
山椒の葉をのせると彩りも良くなりますね。
母の作る料理は、いつになってもありがたいです。
旬のたけのこは美味しかった!!
旬のたけのこはやはり美味しかったです!
煮物も、炊き込みご飯も、お味噌汁も美味しかった。
そして、直売所で買うと新鮮なたけのこなので、とても美味しく感じます。
今年も美味しいたけのこを食べられて幸せでした。
また来年の春、たけのこを食べるのが楽しみです。