慶應義塾大学三田キャンパス内には、教職員や塾生だけではなく一般人も利用できる喫茶店、八角塔があります。
重要文化財である慶應義塾大学図書館旧館の1階にあるのですが、まず建物が壮麗で美しい。
そして、この田町・三田の付近はオフィスが多いためか、カフェに人が多く店内がゴチャゴチャしている場合もあるのですが、八角塔は落ち着いた空間で過ごしやすく、とても良かったので紹介します。
カフェ八角塔
アクセス
JR 田町駅、都営地下鉄 三田駅、都営地下鉄 赤羽橋駅から歩いて行ける場所にあります。
三田駅からが一番近いですが、どの駅からも徒歩で10分以内で着ける距離です。
道の途中で東京タワーも見られました。東京タワーも慶應義塾大学 三田キャンパスも国道1号線沿いにあるんですね。
慶應義塾大学 三田キャンパスの東門から入りました。
入口には警備の人が立っていますが、私は怪しい人物には見えなかったようです。良かった。
一般人も利用可能な施設があるのだから、大丈夫なわけですが。
門をくぐると八角塔が見えます。素敵な大学ですね。
石畳の道を進み、アーチ状の通路をくぐります。
くぐってすぐにある階段を上ります。
図書館旧館の前に着きました。
赤レンガと花崗岩(かこうがん)のゴシック式洋風建築。赤と白のコントラストが美しいです。
明治45年(1912年)に完成した歴史的建築物です。
関東大震災(1923年)、東京大空襲(1945年)で建物に被害が出ましたが、復旧工事が行われ、昭和44年(1969年)に国の重要文化財に指定されました。
建物の右側には八角塔があり、喫茶店はこの部分にあります。喫茶店名もこの建物からとったのでしょう。
喫茶店は大規模な改修工事を経て、2021年にオープン。
入口前に八角塔の看板があり、わかりやすいです。
明治時代の洋風建築、入口がレトロです。
カフェ八角塔は建物に入ってすぐにあります。
入口横にメニュー表があり、入る前に確認できます。
積み上がった本の上に、お店の名前が表示されていて、図書館を感じさせてくれるのも良いです。
店内は優雅な雰囲気
ヴィンテージの椅子や特注の家具が設えられていて、優雅。
カーテンのドレープも美しいです。
テーブルは八角形のデザイン。
店内のメニューは図書カードのようなデザインです。
床も八角形のデザインの組み木。
天井も八角形のデザイン。
奥の部屋が八角塔の1階部分になっています。
店内は内装や家具が美しく、落ち着いた空間で、ゆっくりと過ごすことができます。
電源などはなさそうでしたので、ここは仕事などはせず、ゆっくり過ごす場所なのだろう。
メニュー
メニューは図書カードのようなデザインのカード。細やかな図書館演出が良いです。
写真で確認したい場合は、入口前にあるメニューを見ておくと良さそうです。
軽食メニューには14:00~18:00と書かれていました。(14:00~15:00はお店が閉まっているようなので15:00以降か。)
私がお店に行ったのは夕方でしたので、朝や昼はメニューが違うのかもしれないですね。
飲み物の裏面にはソフトドリンクやアルコールも書かれています。珈琲や紅茶を飲めない人やお酒のほうが好きな人も安心です。
やや高めの価格ですが、この価格によってこの落ち着いた優雅な空間で時を過ごせるのかもしれません。
メニューのテキストはこちら
<飲み物> | |
コーヒー | 800円(税込) |
アイスコーヒー | 700円(税込) |
カフェオレ | 950円(税込) |
アイスカフェオレ | 850円(税込) |
八角塔 珈琲牛乳 | 800円(税込) |
アールグレイ | 1,100円(税込) |
ダージリン | 1,000円(税込) |
マルコポーロ | 1,000円(税込) |
アイスティー | 800円(税込) |
ロイヤルミルクティー | 1,100円(税込) |
アイスロイヤルミルクティー | 950円(税込) |
八角塔 紅茶牛乳 | 800円(税込) |
ココア | 900円(税込) |
アイスココア | 900円(税込) |
りんごジュース | 800円(税込) |
ダイヤモンドレモン | 800円(税込) |
季節のクリームソーダ | 900円(税込) |
ビール | 900円(税込) |
ウイスキー | 950円(税込) |
スピリッツ | 900円(税込) |
リキュール | 800円(税込) |
<軽食> | |
チョコレートサブレ | 400円(税込) |
マカロン | 400円(税込) |
八角塔アイスクリーム -珈琲- | 400円(税込) |
八角塔アイスクリーム -紅茶- | 400円(税込) |
日替わりスイーツ | 600円(税込) |
発酵バタートースト | 600円(税込) |
小倉トースト | 750円(税込) |
カレー「コルリ」 | 1,300円(税込) |
ポテトサラダ | 500円(税込) |
ミックスナッツ | 400円(税込) |
ハム盛り合わせ | 600円(税込) |
※ワンドリンクオーダーが必要です。
季節のクリームソーダをいただきました
- 季節のクリームソーダ 900円(税込)
いつもなら、喫茶店では珈琲を飲むのですが、この日はなんだかクリームソーダの気分。
天気が良くて暖かかったからかもしれないです。
今月5月の季節のクリームソーダはメロンでした。
緑と赤のコントラスト、そしてアイスクリームの白。
ずっと見ていたいくらい美しいけど、アイスクリームが溶けてしまうので食べなければ。
コースターは八角塔のロゴデザイン。これもやはり八角形。
一口飲むとこのメロンソーダー、綺麗なだけではなく、味も良い!メロンの味がします!
生メロンが使われています。素晴らしい。
メロンが旬の季節の限定メニューなわけです。
喫茶店内装も豪華ですが、クリームソーダも八角塔の建物に合った上品な飲み物でした。
美味しかったです!
他のメニューも気になります
今回、猛烈に悩んだのが日替わりスイーツのプリン。プリンもレトロで良いです。
また、喫茶店では珈琲も飲みたいです。
そして、珈琲もチョコレートサブレも、珈琲とチョコレートのお店『蕪木』が八角塔のために特別に作ったもの。この組み合わせでいただきたいです。
マカロンは『くにおかチョコレート』のチョコレートマカロン。美味しそうすぎます。
どれも上質なメニューであることが伺えます。他のメニューもいただきに、また行きたくなる喫茶店です。
ステンドグラスなども見ていこう
重要文化財の図書館旧館ですから、喫茶店の他にも見どころがあります。
「Calamvs Gladio Fortior(ラテン語、「ペンは剣よりも強し」)」のステンドグラスも見られます。
この階段の先の2階には「福澤諭吉記念慶應義塾史展示館」があります。
あらゆる人々が福澤諭吉と慶應義塾の歴史に触れることのできる展示館を目指しています。
展示館は常設展示のほか、企画展示室もあり、年に数回、特別展も開催する予定です。
福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館
入場は無料なので、見に行きやすいですね。
慶応義塾史展示館の開館時間は10:00~18:00で入場は17:30まで。
喫茶店を出たら17:30だったので、間に合わず…。また別の機会に訪れましょう。
それから、彫刻家の北村四海さんの「手古奈(てこな)」も展示されていました。
「手古奈」は「手児奈」「手児名」などとも表記され、自らに求婚する男たちが争うのを悲しみ入水したという「万葉集」で伝説が詠われている女性。
この彫刻も東京大空襲で大きな被害を受けましたが、修復され公開さました。
修復時には、2つに断裂していた部分は接合したものの、戦争を風化させないために、あえて腕の欠損部分は補填しなかったり、焼夷弾のすすを残したりしているそうです。
展示物によって歴史も学べる場所です。
歴史的建物で優雅なひとときを
歴史的建造物である慶應義塾大学の図書館旧館、建物だけ見ても素晴らしいです。
その中にある喫茶店、八角塔でいただくクリームソーダは優雅で格別でした。
珈琲や他のお食事も美味しそうです。
図書館旧館には慶應義塾史展示館、ステンドグラス、彫刻などもあるので、時間があれば見学をするのも良いですね。
八角塔は落ち着いて過ごしやすい場所でしたので、三田・田町周辺で喫茶だけ利用するのにもオススメの喫茶店です。
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- 住所:〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 (慶應義塾大学 三田キャンパス内)
- 電話番号:03-5443-0377
- 定休日:日曜、祝日、大学指定休
- 営業時間:10:00-18:00 (LO.13:30、LO.17:30) CLOSE 14:00-15:00
- 駐車場:無