『ときめきトゥナイト展』に行ってきました。懐かしさがいっぱい

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ときめきトゥナイト展 富山会場

昨年末に『ときめきトゥナイト展』富山会場での開催に行ってきました。

『ときめきトゥナイト』といえば、少女まんが誌「りぼん」で一番人気だった漫画。

私も昔、読みまして、大好きな漫画のひとつです。

『ときめきトゥナイト展』では、懐かしい想いや、知らなかった部分には新しさがありました。原画の美しさにも感動です。

目次

『ときめきトゥナイト展』は2023年から各地巡回中

『ときめきトゥナイト』は池野恋さん作の人気少女漫画

ときめきトゥナイト』は池野 恋(いけの こい)さんが描いた少女漫画で、集英社の少女まんが誌「りぼん」で連載していました。

連載開始は1982年。2022年で40周年を迎えた『ときめきトゥナイト』の原画展が開催されています。

漫画は完結しています。最初の主人公は江藤 蘭世(えとう らんぜ)という魔界人の女の子です。

蘭世のストーリーが完結後、第2部では蘭世の弟のガールフレンドの市橋 なるみ(いちはし なるみ)が主人公となり、第3部では蘭世の娘の真壁 愛良(まかべ あいら)が主人公となって物語が紡がれています。

一番人気なのは、蘭世が主人公の頃でしょう。連載当時は「りぼん」で一番人気の漫画だったと思います。

私もやっぱり、蘭世が主人公の話が一番好きです。特に前半部分。

蘭世は魔界人で、吸血鬼の父と狼女の母の間に生まれた女の子です。ハーフなためか能力が特殊で、嚙みついた相手に変身できて、くしゃみをすると元に戻れます。

そんな蘭世が人間界の中学校に入学して、人間の男の子である真壁くんに恋をする物語。

最初のほうの話は、人間ではない女の子が巻き起こすラブコメディって感じなのですが、物語が進むにつれてコメディ要素は薄くなって恋愛要素が強くなっていきます。

なので、私は個人的には、前半のほうのファンタジーとギャグと恋愛のバランスの感じが好きでした。単行本だと7巻のあたりまでの部分。(※個人差があります。)

なお、池野 恋さんの長編漫画は『ときめきトゥナイト』が最初で、アニメにもなっています。

『ときめきトゥナイト』の前は短い物語の漫画を描いていて、中では『めちゃんこ教室』が好きだったな。主人公の姉が学園の音楽教師で、美しく人気なんだけど、実は馬鹿力を持っていて悩んでいる話。

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他には、池野 恋さんは秋元 康さん原作で『ナースエンジェルりりかSOS』も描いています。これもアニメになりましたね。

それから、2021年より、『ときめきトゥナイト』の続編である『ときめきトゥナイト それから』が少女まんが誌「Cookie」で連載されています。

私はまだ、読んだことがないのですよね。蘭世は40代らしい。蘭世は1968年生まれの設定だから、2010年あたりの世界設定なんでしょうか。魔界人だから年齢あまり関係なさそうだけど。近々、読んでみようと思います。

富山会場での開催に行ってきました

富山大和

私が行ったのは富山会場での『ときめきトゥナイト展』です。富山帰省時にちょうど行けました。

富山での開催をしてくれるとは…!ありがとうございます。

東京、京都での開催を経て、次が富山とはすごいじゃないですか。

富山の次は、今年の春に名古屋で開催予定となっています。

なお、富山会場での開催期間は2023年12月22日から2024年1月9日まで。

富山市内にある百貨店、大和(だいわ)での開催です。

一般当日券 1,200円(税込)、特典付き一般当日券 1,400円。

入場料は駐車場サービスの対象外でした。これは車社会の富山では残念ですね。駐車場が無料の会場か、駐車場の割引がされる会場での開催のほうが、富山の人は足を運びやすいかなと思います。

また、会場内では写真撮影可でした。ただし、携帯電話・スマートフォン・タブレットでのみ撮影可能で、カメラ(一眼レフカメラ・コンパクトカメラ等)の使用は不可です。作品の接写や、フラッシュ撮影、自撮り棒・三脚等の使用、動画撮影、録音は禁止です。

ということで、会場内の写真はひきの写真ですが、いくつか写真を貼っていきますので、雰囲気を感じてもらえればと思います。

『ときめきトゥナイト展』入場前に描きおろしのエピソードを読める

ときめきトゥナイト展 富山会場

入口では、この原画展のための描きおろされたキービジュアルが看板になっていました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

『ときめきトゥナイト展』のコンセプトは「記憶の扉」。

時空をさかのぼって、順番に『ときめきトゥナイト』の世界を巡ることができるようです。漫画の世界に合った設定です。

会場の入口付近には、この原画展に入っていくかのように、主人公の蘭世、なるみ、愛良の3人が扉の向こうに入っていくオリジナルエピソードの漫画が展示されていました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

3人の姿は昔に戻ったようです。やっぱり、蘭世は中学生の頃のストレートロングのダウンスタイルの髪型が可愛いですなー。

漫画のこの部分は入場者でなくても読めるようになっていました。買い物などで会場近くに行ったら、この部分だけ見に寄っても良いと思います。

来場特典はステッカー

来場特典はステッカーでした。時期によって配布されるステッカーは異なります。

ときめきトゥナイト展 来場者特典 ステッカー

私が行った時期のステッカーは蘭世のステッカーでした。蘭世の時代の話が好きなので嬉しい。

また、特典付き入場券も販売されていて、そちらにはB6クリアファイルが付いているとのこと。

『ときめきトゥナイト展』懐かしさあり、新しさあり

ときめきトゥナイト展 富山会場

会場に入ると、キャラクターのイラストが肖像画のように展示されていました。

このキャラクターいたなーなど懐かしく感じたり、私は第3部を読んでいないのでこんなキャラクターもいるのだなと興味を持ったり。

来場者は30歳以上の女性が多く、一緒に来ている人と懐かしんで話しながら見ているようでした。

入口前にあったオリジナル漫画の原画もありました。プロの原稿は美しい!

ときめきトゥナイト展 富山会場

さて、1st Doorは第1部の主人公、蘭世の記憶です。

江藤 蘭世(えとう らんぜ)の名前の由来はエトランゼ(外国人、見知らぬ人)なんですよね。

ときめきトゥナイト展 富山会場

連載開始は1982年。40年以上前。

当時の原稿やイラストは、デジタルではなく手書きですよね。すごいや。

カラーの塗りも綺麗です。

ときめきトゥナイト展 富山会場

シーンの一部が壁に大きく貼られて装飾されていました。漫画の世界の雰囲気出てます。

ときめきトゥナイト展 富山会場

こんなストーリーだったなと思い出しつつ、昔読んだ時にはあまり気にならなかったけど、今思うと蘭世って結構ストーカー的な怖さありますね。時代かな。でも、蘭世の顔はこの世界では可愛いに分類されていたので、許されるのかもしれない。(「ただしイケメンに限る」的な。)

そして、会場内には、漫画にあった壁ドンシーンのフォトスポットもあります。

少女漫画っぽくて面白いですね。真壁くんに壁ドンされている体験ができますよ。昭和から壁ドンがあったか。

2nd Doorは第2部の主人公、なるみの記憶です。

ときめきトゥナイト展 富山会場

現実の日本では昭和から平成に変わる頃の連載です。

第1部では小学生だったなるみちゃんが、第2部では中学生になっています。

ボーイフレンドは蘭世の弟の鈴世(りんぜ)なので、魔界のファンタジー要素がある学園ものって感じでしたね。

3rd Doorは第3部の主人公、愛良の記憶です。

ときめきトゥナイト展 富山会場

愛良のストーリーは読んだことがないので、この原画展で内容を知りました。愛良は蘭世の娘です。愛良の幼少から高校生まで描かれていました。魔女とのことで、蘭世と違って万能そう。

第3部の連載終了後、番外編や他作品を描かれていましたが、2021年からは続編となる『ときめきトゥナイト それから』がCookieで連載されています。

ときめきトゥナイト展 富山会場

第1部の主人公の蘭世が、再び主人公になっています。40代の蘭世。

これもまだ読んだことないのですが、原画展でいくつかのシーンを見たところ、懐かしのメンバーも登場しているようです。読んでみたくなりました。

1982年から現在も続く『ときめきトゥナイト』。絵柄は少しずつ変わっています。初期は昭和の少女漫画って感じです。

私は初期の絵柄が好きですけど、一番人気なのは第1部の後半あたりの絵柄かなと思います。最近の絵柄になると、だいぶ変わっていますね。このあたりは好みだと思いますが、どの時期もキャラクターを大切に描かれているのだろうと感じました。

それから、会場には「想いヶ池告白体験」があって、池を覗くつもりでボタンを押すと運命の相手から告白されるらしい。

ときめきトゥナイト展 富山会場 想いヶ池

漫画での想いヶ池は魔界にある池で、思った人の場所まで行けるどこでもドアみたいな池でしたね。ここでは想いのあるキャラクターへ導いてくれるのでしょう。

私の結果はアロン=ルーク=ウォーレンサーでした。

ときめきトゥナイト展 富山会場 想いヶ池

アロンは第1部から登場していて、魔界の王子様。顔は良いんですよね。

からの、ギャヒ〜ですよ。アロン最高。

ときめきトゥナイト展 富山会場 想いヶ池

ちなみにアロンは王家の血筋で能力も高いし、料理もできる子なので、ほんと良い子。私は真壁くんよりアロンが好きでした。

終盤には、りぼんの記憶というコーナーもありました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

連載時のりぼんの表紙のイラストがいくつか展示されていました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

時代を感じます。表紙に書かれている他のタイトルも懐かしい。

それから、付録が残っているのはすごい。

ときめきトゥナイト展 富山会場

昔のりぼんの付録ってこんな感じだったなと懐かしく眺めました。今だと昭和レトロで良い気がします。

ラフスケッチもたくさん展示されていました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

コメントが入っていたり、構図をいくつか検討されていたり。制作の過程が伺えます。

最後には、オリジナルエピソードのエピローグも漫画になっていました。

ときめきトゥナイト展 富山会場

3人の主人公と『ときめきトゥナイト展』から帰還してフィニッシュです。

物販コーナーにも行ってきました

ときめきトゥナイト展 富山会場 物販

物販コーナーでは公式図録が販売されていました。カラーイラストをはじめモノクロ原稿、ふろくカットなど、300点以上を収録しているとのこと。これは今や貴重な資料ですね。

公式のInstagramでは、いろいろなグッズが紹介されていて、眺めるだけでも楽しめます。

昔の付録の再現は、懐かしさがあって良いですね。

『ときめきトゥナイト』はすごかったと再認識

『ときめきトゥナイト』を読んだのはかなり昔なので、忘れていた部分もあったのですが、観覧しているといろいろ思い出してきました。

一緒に行った友人とは、こんなに『ときめきトゥナイト』のことを考えた日は今日だろうとしみじみ。

原画展でイラストや原画を観ていると、どんどんキャラクターのことや、このシーンは何巻だったなとか、このイラストは何巻の表紙になっていたななど思い出せて、結構自分は『ときめきトゥナイト』を読んでいて、漫画から影響を受けていたんだなと思いました。

そして、プロの漫画家の原画は美しくエネルギーがありますね。今でも刺激を受けちゃいました。

私は富山での開催で観に行きましたが、これから他の地域を巡回していくようなので、お近くで開催される際には観に行ってみてはいかがでしょうか。

ときめきトゥナイト展

『ときめきトゥナイト展』の後、富山大和の近くにある一番町珈琲にも行ってきました!

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