富山市にある和菓子屋さんの菓子舗 小鍛冶(こかじ)。
知人から「小鍛冶の和菓子は美味しい」と聞いていたので、ずっと気になっていました。
茶室の円山庵で出された和菓子が小鍛冶のものと聞いて、さらに気になっていました。
実際にお店のお菓子をいただいたら、とても美味しくて、推しの和菓子屋さんになりましたので紹介します!
菓子舗小鍛冶の和菓子は美味しいです!
キレイでかわいい琥珀糖「いたち川」
菓子舗小鍛冶の「いたち川」は琥珀糖というお菓子です。
琥珀糖は砂糖と寒天で作らた干菓子です。
金平糖のような甘さですが、固くなく、柔らかくて食べやすいです。
富山には「いたち川」という川が流れていて、お菓子の名前はそこからとられています。
箱の中にお菓子が並んでいると、色鮮やかでキレイです。
見た目の美しさから琥珀糖は「食べる宝石」とも言われています。
「いたち川」が袋に5個入っているタイプも販売されています。自分用のお菓子として買いやすいです。
- いたち川(大)1,900円
- いたち川(中)1,250円
- いたち川(小)850円
- いたち川(袋入り5個)185円
私は袋入りの「いたち川」を購入しました。
お花や蝶が春らしく可愛いです。淡い色合いも美しい。形は季節によって変わるとのこと。
外はカリカリ、中は寒天のゼリーっぽい柔らかさ。面白い食感です。歯の弱い人も食べられそうです。
味はほんのり甘くて、お茶に合います。
また、添加物を使わずに作っておられるとのこと。
味も素材も食べやすさも、やさしく作られています。
これぞ「どら焼」。他の和菓子屋のどら焼より好き
私はどら焼が好きでして、どら焼がお店に置いてあったら食べてみます。
- どら焼 1個 180円
見た目はシンプルなどら焼です。
また、どら焼も無添加で作っておられるとのこと。
そして、この断面は!このキメこまかい生地はきっと美味しいに違いない。そんじょそこらのどら焼きとは違う予感。
餡は甘さ控えめで、丁度良いです。
やはり、生地もしっとりしていて、餡との調和が素晴らしい。
餡も生地も、丁寧に作られていると思います。
私の好みの最高のどら焼でした。これです、私の求めるどら焼は!
和菓子屋さんのどら焼はどれも美味しいですけど、最近富山で食べたどら焼の中では一番好みでした。
職人気質な店主も良い
店主は職人気質な人のようです。(良い意味で。)
お店に出てきてお話をしてくださいました。
私が「「いたち川」の日持ちはどのくらいですか?」と聞いたら、
「よく聞く人いるけどね、日持ちなんか聞いたら京都の店ではオミットだよ。」と言われました。
そうか、和菓子の日持ちは聞いてはいけないものだったのか…。
しかし、ここは富山。結局、教えてくれました。
「このお菓子は、添加物を使っていないし、砂糖と寒天で作ってあるから、1ヶ月でもそれ以上でも持つけど、やっぱり日が経てばお菓子は少しずつ痩せていくよね。」
なるほど、日が経ってからも食べることは可能だが、早めに食べたほうが良いということか。
「小さい子供もカワイイとか美味しいとか言って食べてくれるんだけど、そういうお菓子じゃないんだよ。これは紅茶とか合う。」
私は、紅茶とともにゆったり味わっていただくことを決めました。
「この値段で売ってるけど、金沢や京都だったらもっと高いよ。富山だからこの値段。」
富山向けの価格設定、ありがたい…!たしかに、この味でこの値段は安いと思います。
お話をしていて、店主は職人気質なお人なのだろうと思いました。
なんだかんだ言いながら、ちゃんと教えてくれる。
そして、職人気質な人は仕事を絶対きっちりやるのです。
実際、ここの和菓子はとても美味しい。
小鍛冶のご主人が作るお菓子は素晴らしいお菓子だと思います。
菓子舗小鍛冶 アクセス
お店の前に駐車場がありますので、車で行きやすいです。
- 住所:富山県富山市桜谷みどり町1-6
- 駐車場:有
- 営業時間:月曜~土曜 9:00-20:00、日曜 9:00-12:00
また、小鍛冶は支店もあります。五福新町の交差点のところ。五福店では本店で作ったお菓子を販売しているそうです。
ただ、五福店は駐車場がなさそうなので、車の場合は、駐車場のある本店のほうが行きやすいと思います。
- 住所:富山県富山市五福新町5447-5
- 営業時間:月曜~土曜 9:00-18:00
- 定休日:日曜日
推しの和菓子屋です
菓子舗小鍛冶のお菓子をすっかり気に入ってしまいました。
富山に行ったらまたお菓子を買いに行くと思います。
調べたところ、インターネット通販などはされておらず、購入は店舗のみのようです。
富山市に行かないと菓子舗小鍛冶のお菓子をいただくのは難しいですが、機会がありましたらお店に寄ってみてはいかがでしょうか?