令和2年の確定申告の更正の請求書を提出した際の手順まとめ

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ふるさと納税でワンストップ特例申請を利用できるのは、確定申告をしない人のみ!

しかし、私は令和2年分で、ふるさと納税でワンストップ特例申請をして、確定申告で医療費控除を行っていました…。

それで、令和4年2月に、令和2年分の確定申告について更正の請求書の提出をしたので、この記事ではその時のやり方などをまとめました。

これは2022年2月の出来事をまとめた記事です。今後、手順等が変わることもあるかもしれませんので、ご注意ください。

目次

役所からのお知らせと提出前の状況

「ふるさと納税におけるワンストップ申告特例が適用されない旨のお知らせ」が令和3年5月に届きました。

お知らせ

お知らせしてくれるなんて、やさしい…。そして、お手数をおかけして申し訳ありません…。

ワンストップ申告特例が適用されない理由(私の場合は確定申告書を提出したから)や、今後の手続きについて記載されたお知らせでした。

私は下記のような状況でした。

  • ふるさと納税をワンストップ特例で申請した(令和2年分)
  • 医療費控除で確定申告もした(令和2年分)
  • 令和2年分の確定申告書はPCで作成し印刷して提出。データファイル(*.data)は保存してあった
  • 令和2年のふるさと納税の寄附金受領証明書(紙)は保管してあった
  • マイナンバーカードとスマートフォン(iPhone)とPC(Windows)を所持

それで、e-Taxを利用して、令和2年分のふるさと納税の寄附金控除の申告を確定申告後に行いました

PCで作成したデータファイル(*.data)はスマホで読み込めなかったので、作業はPCで進めることにしました。

更正の請求書を提出したときの手順

確定申告書等作成コーナーにアクセス

国税庁 確定申告書等作成コーナーに「提出した申告書に誤りがあった場合」という案内があります。

ここから、「新規に更正の請求書・修正申告書を作成する」を選択しました。

提出した申告書に誤りがあった場合
※この画面は令和4年2月時です。令和3年分の申告期間が終了していな時期です。

申告に誤りがあった場合など(国税庁)に記載がありましたが、確定申告の期限後に誤りを正す場合は、更正と修正があるのですね。

私の場合は、ふるさと納税の分の申告ができていなくて税金を納めすぎている状態でしたので、「更正の請求書」を提出すると理解しました。

税務署への提出方法を選択

私はマイナンバーカードを所持していましたので、「マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」を選択しました。

税務署への提出方法を選択

スマートフォンの対応機種(マイナポータル)には、気を付けましょう。

e-Taxの利用可能時間(e-Tax)にも、気を付けましょう。

作成する書類の選択

この時は令和3年分の確定申告の提出期間がまだ終わっていない時期でした。そのため、平成28年~令和2年分の5年分が選択可能でした。

私の場合は令和2年分が対象でしたので、「令和2年分」を選択しました。

次に「所得税の更正の請求書・修正申告書」の「作成開始」を選択しました。

申告書の選択

マイナポータル連携の選択

連携するかしないか選択します。「マイナポータルと連携する」を選択し、「次へ進む」を選択しました。

マイナポータル連携の選択

実は、この時、証明書のデータを連携していなかったので、「マイナポータルと連携する」を選択せずに、「連携しないで申告書等を作成する」で良かったと思います。

「マイナポータルと連携する」を選択しても、この後の手順でマイナポータルから証明書のデータを取得しようとした際に、「取得できなかった」となって、連携せずに進めるようになったので、大丈夫でした。

マイナポータル連携の概要ページ(国税庁)をよく読んでおけばよかったです。

e-Taxを行う前の確認

推奨環境、マイナポータルアプリのインストール、利用規約を確認し、次に進みました。

e-Taxを行う前の確認

令和3年分の確定申告時にマイナポータルアプリはインストール済でした。まだ、利用開始してからそんなに経っていないです。

マイナポータル

マイナポータル

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マイナポータルで認証

マイナンバーカードでの認証を進めるため、「次へ進む」を選択しました。

マイナンバーカードによる認証

スマートフォンとマイナンバーカードで認証できるようになり、確定申告関連は楽になりましたね。

「2次元バーコードでログイン」を選択しました。

2次元バーコードでログイン

2次元バーコードで認証する際の手順もわかりやすく書いてありました。

2次元バーコードログイン手順

手順の通りに進めます。マイナポータルアプリを起動して、画面右下のアイコンを選択しました。

2次元バーコードでログイン

表示されたアプリメニューから「2次元バーコード読取」を選択しました。

2次元バーコードでログイン

2次元バーコードよ読み取るため、カメラへのアクセスを許可しました。

カメラへのアクセス許可

その後、PCに表示された2次元バーコードをスマホで読み取りました。

自分で設定したマイナンバーカードのパスワードを入力し、「次へ」を選択しました。

パスワード入力

iPhoneでマイナンバーカードを読み取りました。

マイナンバーカード読み取り

iPhone12 miniを使用しました。最初はうまく読み取りができませんでした。しかし、画像のとおりの位置でマイナンバーカードとiPhoneを配置すれば、問題なく読み取りできました。

アプリでのマイナンバーカード認証に成功しました。パソコン画面に戻るようにメッセージが表示されました。

ログイン認証成功

PCの画面でも認証完了と表示されていました。つづいて、「次へ」を選択しました。

認証完了画面

e-Taxの連携状況確認

認証後、登録情報を確認し、問題なかったので、この画面では何もしませんでした。

画面下部にあった「次へ進む」を選択しました。

登録情報確認

マイナポータルから証明書等データの情報を取得

マイナポータルと連携して情報を取得する場合は、ここで行います。

ただ、私の場合は連携して得られる情報はなかったので、この部分の手順はいらなかったです。

データ情報の取得画面

私の場合は、取得する情報が何もありませんでした。「取得可能な控除証明書等がありません」と表示されました。

証明書等がない場合

証明書等のデータはなかったので、そのまま「申請書等を作成する」に進みました。

取得できませんでした

確認メッセージが出たので「はい」を選択しました。

連携せずに作成する

所得税及び復興特別所得税の更正の請求書・修正申告書作成コーナー

令和2年分の確定申告時のデータを保存していましたので、「確定申告書データをお持ちの方」を選択しました。

作成コーナー

確定申告書データ読込

「ファイルを選択」を押して、ファイル(*.dataファイル)を選びます。

ファイルを選択

選択したファイル名を確認して、「保存データ読込」を選択しました。

保存データ読み込み

ファイル名は任意に設定されていると思いますが、デフォルト名は画像内の名前だったと思います。

読み込んだデータの確認

読み込んだデータの情報を確認できます。問題がなかったので「次へ」を選択しました。

読込内容の確認

生年月日や提出方法などの入力

申告する人の生年月日、提出方法、申告内容に関する質問の回答を選択しました。その後、「次へ進む」を選択しました。

生年月日等入力

私は青色申告を行っていないので、「いいえ」を選択しました。

更正の請求・修正申告前の課税額の入力

ここでは、修正等を行う前のデータの確認をしました。

データファイルの読み込み内容が過去の申告内容と一致していました。この画面では何も行わず、この画面下部にある「入力終了(次へ)」を選択しました。

更正の請求修正申告前の課税額

追加訂正等項目の選択

今回は寄附金控除の申告をします。そのため、「所得から差し引かれる金額(所得控除)」項目の「ひらく」を選択しました。

追加訂正等項目の選択

表示された「寄附金控除」を選択して、「入力終了(次へ)」へ進みました。

寄附金控除を選択

寄附金証明書の入力

「更正の請求・修正申告額の入力」画面になりました。このページで「寄附金控除」を選択しました。

寄附金控除を選択

証明書等の入力画面になったので、「入力する」を選択しました。

証明書等の入力

私は証明書のxmlデータがありませんでしたので使用しませんでした。まだ、ふるさと納税のサービスによってはxmlファイルは提供されていないのですよね…。

ふるさと納税の寄附金受領証明書の記載内容を参照して入力しました。寄附年月日、寄附金の種類、寄附金の金額、寄付先の情報を入力しました。

証明書等の入力

申告する寄附金受領証明の情報をすべて入力し、「次へ進む」を選択しました。

証明書等の入力

控除額の確認画面が表示され、「OK」を選択しました。

控除額計算結果確認

「更正の請求・修正申告額の入力」画面に戻りました。寄附金控除の欄に控除額が入力されたことを確認後、「請求額・申請額を計算する」を選択しました。

寄附金控除入力確認

還付を請求する税額を確認しました。

更正請求内容修正申告内容の確認

このまま「入力終了(次へ)」としても良いと思います。私はここで入力データの一時保存をしてから、「入力終了(次へ)」に進みました。

更正の請求をする理由等の入力

請求の目的となった申告または処分の種類は、「確定申告/修正申告/更正通知/決定通知」から選択できます。「確定申告」を選択しました。

申告書を提出した日は、令和2年分の確定申告書を提出した日を入力しました。

更正の請求をする理由を「ふるさと納税による寄付金控除の申告漏れがあったため」としました。漢字が寄附ではなく寄付になってしまっていたけど、まぁいいか。

更正の請求をする理由等の入力

上記を入力して、画面下部の「入力終了(次へ)」を選択しました。

ここで、寄附金受領証明書(紙)の提出は必要なのか疑問が出ました。この時はとりあえず提出しようと思って、何もせず進めてしまいました。しかし、後から税務署から連絡がきて、紙の証明書を郵送することになりました。証明書が紙しかない場合は、「添付した書類」を記載し、後の確認画面で表示される書類の提出先に提出するのが良いと思います。不明な場合は税務署に事前に相談すると良いと思います。

ここの画面はいつか改善されると良いなと思います。

受取方法、提出先、個人情報等の入力

還付を請求する税額が表示されました。還付金の受取方法、住所、氏名、提出先税務署などの情報を入力しました。

還付金額について

次に、マイナンバーの入力画面になりました。マイナンバーを入力し、「次へ進む」を選択しました。

マイナンバー入力

申請内容の確認

「帳票表示・印刷」を選択しました。すると、チェックをつけた項目の書類をpdfで確認できました。

pdfの内容を確認して、「次へ進む」を選択しました。

帳票表示印刷

申告書等送信票には電子データで提出した書類名や、書面で提出する書類名や送付先が記載されています。書面で提出するものがある場合は、申告書等送信票と一緒に送付すれば良いようです。ここでは確認用なので、必要な場合は最後に送信票のデータを取得して印刷します。

この後、確認画面が出ました。申告内容は確認したので「はい」を選択しました。

確認画面

他に入力する情報はありませんでした。マイナンバーカードの認証方法を選択し「次へ進む」を選びました。

送信前の確認

マイナンバーカードを利用してe-Tax送信

ここでもマイナンバーカードとマイナポータルアプリで認証を行いました。

1回目の認証では署名用電子証明書のパスワード(英数字)、2回目の認証では利用者証明用電子証明書のパスワード(数字)が必要です。

マイカードを利用してe-Tax送信

認証が完了しました。「送信する」を選択して、更正の請求書データを送信しました。

送信画面

最後に「正常に送信が完了しました。」と表示されて完了です。

送信完了画面

送信票を印刷したい場合は、「送信票等印刷へ進む」でできます。紙の書類も送付する必要がある場合は、印刷しましょう。

まとめ

確定申告に誤りがあって更正の請求を行ったのは、初めてだったので、やり方がわからず大変でした。ところどころ、誤った手続きもしたりしました。でも、今回の経験によって、やっと理解できたと思います。

そして、なんとか提出し、令和4年3月に、無事税務署から更正通知書が届きました。良かったです!

税務署のかたには、お手間をとらせてしまって、申し訳ないことをしてしました…。令和3年分の確定申告からは、大丈夫だと思います。

確定申告は毎年大変ですが、がんばりましょう…!

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