お雑煮は地域によって全然違いますよね。
同じ地域でも家庭によっても様々なのが、お雑煮の面白いところです。
この記事は、私が自分の家のお雑煮を覚えておくための記事ですが、こんなお雑煮もあるのか〜と読んでいただければと思います。
うちの実家(富山市)のお雑煮は海老入り
私の富山県富山市にある実家でのお雑煮がこちら。
海老の存在が強いお雑煮です。良い出汁にもなります。
母は海老を使いますが、祖母の場合は海老ではなく小さい鯛になることもあったとのこと。
昔はその時に手に入った水産物にしていたみたいです。
そして、かまぼこが渦巻きなのは富山っぽい。
昆布出汁、塩、醤油で味付けされたすまし汁です。
お餅は四角い角餅。
他には海老、鶏肉、野菜、かまぼこ、豆腐など、いろいろ入った具だくさんなお雑煮。
たくさん栄養をとれて、あったまるお雑煮です。
うちの実家のお雑煮の作り方
母が作るお雑煮なので、目分量で作りますし、サッと作る感じのお雑煮です。
そのため、量は多分このくらいだったかという適当なものです。すみません。
味見しながら調整が必要ですが、参考程度の量として見てください。
そしてこれは、簡単に作った手順です。もっと手間をかけることもできるので、そのへんはお好みで。
材料や作り方はこちら
- 餅 (1杯1切れを目安)
- ごぼう 1/4本
- にんじん 3cmくらいの輪切り
- だいこん 4cmくらいの輪切り
- えび 4尾(できれば甘えびの大きいもの)
- 鶏のささみ 2本
- 豆腐 半丁
- かまぼこ (1杯1~2切れを目安)
- みつば 適量
- 水 600ccほど(お雑煮用)
- 昆布 2枚(1枚 5cm×3cmくらい、お雑煮出汁用とお餅を煮る用)
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 濃口しょうゆ 大さじ1弱
- 薄口しょうゆ 大さじ1弱 (無い場合は濃口しょうゆか塩で調整)
- 塩 少々
水(600ccほど)に昆布を1枚つけておく。
かつおぶしも使って出汁をとっても良いけど、面倒なので昆布だけの出汁に。
具だくさんのお雑煮なので、昆布だけでもOK。
次のステップの野菜を切るなどの間、つけておく。
ごぼうは削ぎ切りにして、あく抜きのため水に少しつけておく。
あく抜きはやりすぎると栄養も流れてしまうので、やらなくてもOK。
にんじんは、梅の型で8枚ほど準備。
だいこんは、松の型で8枚ほど準備。
松や梅の形の野菜があるとおめでたい感じがして良いが、面倒なら普通に切ってもOK。
残りのだいこんは短冊切りにしておく。だいこんがたくさんの雑煮。
以下は次のステップの途中にやると効率的。
えびは塩水で洗って、ふきとっておく。
ささみ、豆腐、かまぼこは好みの大きさに切る。
昆布の出汁が沸騰する手前で酒を入れる。
ごぼう、にんじん、だいこんを入れる。
昆布はとらずにずっと鍋のまま。ぬめりが気になる人は昆布をとっても良し。
実家では、具だくさんな田舎雑煮なので昆布はそのままでもまぁいいかって感じ。
野菜が柔らかくなったら、海老とささみと豆腐を入れる。
今回は甘えびを入手できず、よくわからない海老を投入。
みりん、濃口しょうゆ、薄口しょうゆを入れる。
塩で味を整える。
薄口しょうゆ使ったほうが色が濃くならないので使っているが、薄口しょうゆが無ければ濃口しょうゆか塩で調整してもOK。
別の鍋に昆布と食べたいだけの餅、餅がつかる程度の水を入れて、火にかける。
沸騰させて、餅が柔らかくなればOK。
餅はこのように煮ても良いし、焼いてもOK。
ちなみにこれは私用の餅1.5個。1個では足りないので。
かまぼこも投入。
かまぼこはあたためる程度。
あまり時間をかけすぎると、かまぼこがふくらんでしまうので時間は短め。
お椀に餅を入れてから、お雑煮をよそう。
みつばを適当な大きさに切って上にのせる。
富山市の石谷餅屋の餅が美味しい
富山市民には石谷餅屋(いしたにもちや)の餅が人気です。
やはり餅は餅屋なのだ!
餅の弾力が素晴らしく、味も食感も最高です。
石谷餅屋の本店は富山市の中央通りから少し外れたところにあります。
北陸銀行 荒町支店の裏あたりです。
お餅が美味しいので、やはり年始用のお餅を求めるお客さんが多いです。
そのため、年末ギリギリだと買えなくなる可能性が高くなります。
年始用の餅は11月中旬ごろから予約が開始されるので、早めに予約がおすすめです。
- 公式サイト:http://www.ishitani-mochiya.jp
- 住所:〒930-0044 富山県富山市中央通り1丁目5番33号
- 定休日:水曜日
- 営業時間:9:30-17:30
- 駐車場:無(近隣に提携駐車場は有り)
家のお雑煮は特別ですね
お雑煮は地域や家庭によってさまざまで、それぞれの家のお雑煮は特別な味だと思います。
私は母の作るお雑煮をいただけて、ありがたいです。
でも、いつかは、私より母のほうが先にこの世からいなくなってしまうのだろう。多分。
その時に、母の作るお雑煮はどんなのだったかな…となったら、思い出せると幸せなんじゃないかな。