
横浜石川町にある、純喫茶 モデル。
石川町からは横浜の中華街、元町、日本大通り、横浜スタジアムなどの名所が近く、この辺りに訪れる人にオススメの喫茶店です。
1967年(昭和42年)創業、1974年(昭和49年)からは石川町に移った昔ながらお店で、昭和レトロな喫茶店の雰囲気も、優しいお店のかたも素敵なお店だったので紹介したいと思います。
横浜石川町にある『純喫茶 モデル』
お店の場所 JR石川町北口からすぐ

お店はJR石川町駅北口からすぐの場所にあります。歩いて1分くらい。
北口の改札を出たら、右側の出口から出て、出口からも右側に進むとすぐにお店が見えてきます。

お店の外観がレトロだし、喫茶店の看板の文字も何やら良い。

階段を5段上るとお店の入口があります。
入店前に注意事項を確認

お店の前には以下の内容が掲示されていました。
- 当店でのパソコンの使用は、お断りしています
- 本日は3時に閉店します
- 店内禁煙です
喫茶店が3時に閉店するのは喫茶店にしてはやや早め。ちょうどお茶したい時間帯で、行ってしまいそうな時間なので気を付けたいところです。
それから、お店の前のショーケースにメニューもありました。店内でも確認できるけど、お店に入る前に確認もできます。

入口もなんか昔っぽくて良いですねぇ。

店内の雰囲気がかなり良い

茶色の本物のレンガに囲まれたボックス席が並んでいます。
明るい黄色のソファが映える。
窓際の席は、レースのカーテン越しに柔らかい光が差し込んで、特に人気な席のようでした。

時間帯によっては、夏は光が強く差し込んで、窓に近すぎるとちょっと暑いかもしれない。それでも座ってみたくなる席だと思います。
窓際の席が空くと、お店のかたが他の席のお客さんに「窓際の席に移動しますか?」と聞いてくれるところにお店の優しさも感じました。
照明や、石と鏡みたいなステンレスの天井も、いつもとは違う空間を演出してくれます。

処々に絵も飾られていています。マスターが描いたものだそうです。素敵。

テーブルもおしゃれ。これはひまわりかな?太陽のようにも見える。

ボックス席がたくさんあるので、入りやすいお店だと思います。

店内のショーケースにはアクセサリーなども置いてあって、販売されています。お店のかたの手作りだそうです。
そして、このレジも年季が入っててかなり良い。ボタンが丸くてカワイイ。

お店全体がもはやアートで、入る時から、帰る時まで、昭和レトロを堪能できます。
メニュー

ドリンクメニューはコーヒー、紅茶、ジュース、フロートなど純喫茶らしい品揃え。
下の方に、ウインナコーヒーとパフェがあるのも見逃せない。
食事はトースト、サンドイッチ、ピラフ、オムライス、スパゲッティ、ケーキがあります。

食事も純喫茶らしいラインナップで、どれも食べたくなります。
なお、支払いは現金のみとのことです。
メロンフロートとタマゴサンドをいただきました
- メロンフロート 600円(税込)
- タマゴサンド 500円(税込)
この日は暑い日だったので、メロンフロートにしました。

美しい。グラスとメロンソーダとアイスクリームの白と緑も美しいが、店内の温かい色との対比もまた美しい。
そういえば、クリームソーダとも呼ぶかと思い、調べてみたら、Wikipediaに興味深いことが書いてありました。
フロート (飲料)
フロート(ice cream float)は、コーヒーやジュース、酒などの飲料の水面にアイスクリームを浮かべたもの。ただしアイスクリームを冷たい飲料にそのまま浮かべただけでは温度差で溶けてしまうため、あらかじめ飲料に氷を入れた上で浮かべられることが多い。炭酸水にアイスクリームを浮かべたクリームソーダもフロートの一種である。
フロート (飲料) – Wikipedia
日本のクリームソーダ
緑色に着色されたメロンソーダなどにアイスクリームを載せた飲料(フロート)が「クリームソーダ」と呼ばれており、レストランや喫茶店で単にクリームソーダと言う場合は基本的にこのアイスクリーム入りメロンソーダを指す。世界のクリームソーダ
日本を除く世界の国々では、一般に「cream soda」とは、コーラやルートビアを主な材料とし、バニラなどの風味を付け、アイスクリームやクリームはほとんど使わない飲料を指す。
クリームソーダ – Wikipedia
日本ではメロンフロートもクリームソーダもどちらでも同じ意味になるけど、クリームソーダは世界では違う意味になってしまうのだな。またひとつ勉強になりました。
コースターのイラストも良いですね。女性の横顔の線画。その瞳は何を見据えるのか。

上から見てもメロンフロートがきれい。

ソーダは炭酸がちゃんときいていて、アイスクリームは固すぎず柔らかすぎずなので、形状が美しいながらも食べやすかったです。
暑い日のメロンフロート最高!
そして、続いてテーブルに来たのは、タマゴサンド。

器が和風なのも良い。

そして、このタマゴサンド、タマゴ焼きがあたたかい。今、作ってくれたんですか!
タマゴと一緒に、レタスまたはきゅうりがサンドされており、からしマヨネーズが少しアクセントとなっていました。
タマゴサンドも美味しくいただきました!
MVや映画などの撮影にも
純喫茶モデルはMVや映画の撮影にも使われるお店です。
最近は、声優の安野希世乃さんのMV撮影にも使われていたようです。
☂◆現場をちょい見せ◆☂
— 安野希世乃 official (@Yaskiyo_manager) June 17, 2025
📍 ジャケ写・ブックレット撮影現場
MVはもうご覧になりましたか👀⁉
喫茶店シーンを撮影させていただいたのは
【純喫茶 モデル】さん☕
レトロな雰囲気がたまりません✨
7月9日(水)発売
4thミニアルバム「雨が、やむまで。」
MV視聴はこちら☑https://t.co/EcmAJZNvuZ pic.twitter.com/ZOed0kmp6u
安野希世乃さんのサインも飾られていました。

サインは壁側に飾られていたのですが、ファンのかたが聖地巡礼で来店した際に、席にサインを置いて撮影させてもらっていました。お店の神対応すごい。
お店のかたがまわりの席のお客さんに、サインの撮影しているだけだからね、と気を遣って話してくれていたのも優しいと思いました。
MVはYouTubeで見られます。

また、声優としてはアイドルマスター シンデレラガールズの木村夏樹も演じています。

横浜に行くなら寄りたい喫茶店
純喫茶モデル、お店のアートな昭和レトロ感も良いし、ドリンクも料理も純喫茶らしい美味しさが堪能できて、素晴らしいお店でした。
また、お店のかたも温かくて、優しく話しかけてくれるし、気遣いもされていると思いました。
昭和40年代から続くお店が今も続いていることは、嬉しいことです。お母様が創業されたお店を、現在は二人の娘さんと息子さんの三人で運営されています。
これからも続いてほしい素敵なお店です。
なお、この日は、喫茶店の後にKAAT 神奈川芸術劇場へ行ってきました。純喫茶モデルから歩いて行ける距離です。

この日は小林賢太郎さんのスタジオコンテナのちょうど23周年 大感謝祭がありました。
喫茶店で良い時間を過ごした後のイベント、最高でした。
最近見た、小林賢太郎が脚本・演出の舞台『学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート』は面白かった!

小林賢太郎が描いた漫画『ハナウサギ』もずっと好きです。
純喫茶 モデルはとても良い喫茶店だったので、横浜の中華街や元町付近に来る際にはまた寄りたいと思いました。
- 住所:〒231-0024 神奈川県横浜市中区吉浜町1-7 房州ビル1F
- 定休日:水曜日
- 営業時間:10:30 – 15:00
- 駐車場:無