富山に帰省するたびに気になっていた呉羽山の工事中だった橋がありました。
呉羽丘陵フットパス連絡橋という名前で、2023年10月に完成。
冬は閉鎖されていましたが、春になって開放されていたので、観に行ってきました。
立山連峰を眺められる新たなスポットとなっていたので紹介したいと思います。
呉羽丘陵フットパス連絡橋というものができていた
呉羽山にできた人用の橋
富山高岡線(富山県道44号線、旧国道8号線)を通っていると、呉羽山という山があるのですが、そこで橋を作る工事がされていたので、富山に帰省するたびに気になっていました。
そして、呉羽丘陵フットパス連絡橋は2023年10月に完成。冬季期間(12月~3月)は閉鎖していて、4月からまた利用できるようになっていました。
こんな感じで道路の上に橋が架けられています。車で通過すると、以前には無かった橋が目に入ります。
この橋は富山高岡線で遮られた呉羽山と城山をつなぐ人用の吊り橋で、呉羽丘陵フットパスという散策路のルートになるらしい。
正直なところ、この道をよく使っていた身としては、橋があることで空が狭くなって圧迫感があるし、この橋は本当に必要なのだろうかと疑問に思うところではありますが、きっと今の富山に必要なものなのだろう。
そういえば、現在東京に住んでいる私からすると、富山の人はとにかく歩いていない。車社会だから仕方ないですが、体力が少なめで、一緒に歩くとすぐに疲れてしまう人が東京に比べると多すぎるのであります。
フットパスを歩いて、体力作りや健康維持、気分転換になるのなら良いかもしれないですね。
「フットパス」とは・・・
呉羽丘陵フットパス(富山市役所)
イギリスを発祥とする森林や田園地帯、古い町並みや遺跡など地域の自然や歴史文化に親しみながら、歩くこと【Foot】を楽しむための散歩道【Path】
連絡橋の近くには駐車場あり
連絡橋の近くには駐車場があるので、そこまで車で行って、橋へ向かいます。
富山は車社会。公園にも車で行く人が多いです。散歩の場合も同様で、良き場所に車で行ってから歩く人も結構います。東京の私の住んでいる地域とは生活スタイルが違うぜ。
駐車場には50台ほど車を停められます。駐車料金は無料だし、スペースも十分です。
駐車場へは呉羽側から行くほうが道がわかりやすいと思います。
峠茶屋の交差点からだと、県立図書館方面の道へ進み、峠茶屋交差点のすぐそばにある安元整形外科のある角で右折して少し進むと駐車場があります。右折時には信号がないので気を付けましょう。
富山市側からだと安養坊のあたりから呉羽山を通るルートもありますが、そちらは山道を通って駐車場まで向かうことになります。慣れていないとわかりにくいかもです。富山市中心地から行く場合でも呉羽側まで進んでから行くほうが楽だと思います。
私が行った日はゴールデンウィーク中だったからか、駐車場には誘導員さんがいました。停める場所へ案内してくれたり、橋の話をしてくれたりと、とても親切な誘導員のおじさん。富山の昔のおじさんたちはなんと言うか偉そうな人や無愛想な人が多い印象だったけど(根は良い人なんだけど表面が)、今は親切なおじさんがいるのだなぁと少し嬉しくなりました。
すべての整備が終わるまで、開放日は土曜、日曜、祝日のみ
連絡橋は完成していますが、周辺の整備はまだ進行中のため、開放日は土曜日、日曜日、祝日の9時~16時30分に限定されているそうです。
また、冬季期間(12月1日~3月31日)と、強風や雷などの天候の日も閉鎖されます。
開放に関する情報は富山市のサイトにも掲載されているので、チェックしておくと良いと思います。
駐車場から連絡橋へ向かう
駐車場から坂道を少し進むと、呉羽丘陵フットパス連絡橋に到着します。
この道はまだ仮設通路で、この辺りもこれから整備されていくそうです。距離はそんなにありませんが、少し坂になっているので、足が弱い人には少し歩くのが大変かもしれないです。
橋の入口。下から見た時より、格好良く見えます。
橋の前には注意事項が書かれていました。確認してから進みましょう。
- 混雑時は、左側通行にご協力をお願いします。
- 傘(日傘を含む)や帽子など風に飛ばされるものの使用はご遠慮ください。
- ペット同伴の通行は禁止します。
- 喫煙やごみのポイ捨ては禁止します。
- 手すりへの腰掛け、身の乗り出しや乗り越えなどの危険行為を禁止します。
- 手すりより外側に物を出すことは禁止します。
- その他の迷惑行為や危険行為を禁止します。
- その他、誘導員の指示に従ってください。
橋のそばにも誘導員さんがいて、ここの誘導員さんもとても親切でした。親切な誘導員さんしかいない。
この日は「そんなに混雑はしていないけど、左側通行をしてください」とのことだったので、それに従い進みました。
呉羽丘陵フットパス連絡橋を歩く
想像より大きな吊り橋でした。歩くの面白そう。主塔間隔は124mとのこと。
幅はそんなに広くないので、すれ違い時は配慮が必要です。
歩いていると端の手すりが近いので、高所恐怖症の人は怖いかも。吊り橋効果も期待できそうです。
橋から富山の東側を見ると立山連峰が見えます。美しい。
呉羽山には展望台があり、そこからも立山連峰は見えるのですが、少し角度が違うだけで見える景色が変わりますね。
呉羽山展望台から見た景色は以下の記事を参照ください。
富山の西側を見るとこんな感じ。呉羽地域や射水方面が見えます。
西側はあまり眺めたことがなかったので、新鮮でした。
そして、橋そのものも格好良い。このケーブルとハンガーで支えられているのか。
ケーブルを固定する部分(アンカレッジ)も格好良い。
比較対象がなくてわかりにくいけど、結構大きいです。巨大武器みたいな見た目で良い。
橋の長さはそんなに長くなく、すぐに渡り終わりますが、景色が美しいし、橋の構造を眺めるのも面白いので、散策ルートにこの連絡橋があると散歩が楽しくなると思います。
周辺整備は令和8年完成見込み
現状、呉羽丘陵フットパス連絡橋は通り抜けはできなくて、途中で折り返します。
連絡橋の先の城山側のルートや、呉羽山側の広場の整備は令和8年頃完成見込とのこと。
呉羽丘陵フットパス連絡橋は、豊かな自然、歴史・文化的な遺産を有する城山と呉羽山を結ぶ吊橋です。
今後、周辺広場や園路を整備し、賑わいを創出することを目指しています。
呉羽丘陵フットパス連絡橋の案内
これから周辺の開発が進んで、賑わって行く予定なのですね。
富山が賑わってくれるのは嬉しいので、完成を期待して待ちたいと思います。
連絡橋が通り抜けできるようになって、呉羽丘陵フットパスが完成するとかなり長い道になります。自分の体力に合わせて、コースを選んで歩くことになると思います。日によって違うコースを歩いたりするのも面白そうです。
呉羽丘陵フットパスが完成したらまた歩いてみよう
フットパス連絡橋は、すべて完成するまでの期間、天気の良い時期に時間限定で開放されています。
橋から眺める景色が美しかったので良かったです。山が綺麗に見える日だと特に良さそうです。吊り橋を渡るというドキドキも少し楽しめました。
呉羽山や城山には、他にも良い場所がいくつかあるので、そちらに寄りつつ連絡橋から景色を眺めて行くのも良いと思います。
地元では、この連絡橋は談合があった橋として「談合橋」と悲しい呼ばれ方もしていたりするのですが、いつか悪いイメージを払拭して、皆が楽しめる良い橋になると良いなと思います。
呉羽丘陵フットパスは開発途中で、完成まであと2年以上かかりそうですが、新しい富山のスポットとして賑わってくれることに期待です!
- 富山市役所サイト 呉羽丘陵フットパス:
https://www.city.toyama.lg.jp/shisei/machizukuri/1010816/1010817/1012305.html - 富山市公式サイト 呉羽丘陵フットパス連絡橋の開放:
https://www.city.toyama.lg.jp/shisei/machizukuri/1010816/1010817/1010819/1013755.html - 住所:〒930-0115 富山県富山市茶屋町
- 駐車場:有
呉羽山には五百羅漢、お茶処、展望台などもあります。以下の記事を参照ください。