『レッツプレイ!オインクゲームズ(Let’s Play! Oink Games)』という、いくつかのボードゲームをデジタルで遊べるゲームがあります。
スマートフォン、Nintendo Switch、Steamで遊べます。
スマホ向けのアプリは2022年12月1日に配信開始したばかり。
遊んでみたらかなり面白かったので、紹介します!
オインクゲームズのボードゲーム
ボードゲームは、テーブルゲーム、卓上ゲーム、アナログゲームなどとも呼ばれます。
何人かの人でリアルに会って、ゲーム専用のボード(盤)を使って遊ぶゲームです。
すごろくを遊んだことがある人は多いのではないでしょうか。すごろくもボードゲームです。
オインクゲームズ(Oink Games)からは、いろいろな種類のボードゲームが発売されています。
どれも誰もが楽しめる面白そうなゲームです。
【一般販売開始📣】
— Oink Games (@oinkgms) November 11, 2022
本日、新作『テキパキもぎもぎ』『まちがいさがし開発課』『まちがいさがし開発課:拡張追加シート』発売です!公式オンラインショップでは新作ピンバッジ、デザイナーノートも販売開始。公式ショップ限定ステッカーも。ぜひ〜!https://t.co/NnD6g15bop pic.twitter.com/tllFrR1hJb
デジタルゲームになった『レッツプレイ!オインクゲームズ』
Nintendo SwitchやSteamでも遊べます
オインクゲームズのいくつかのボードゲームを遊べるゲームソフト『レッツプレイ!オインクゲームズ』がNintendo SwitchとSteamで販売されています。
ボードゲームが最初から7種類遊べて、追加購入により遊べるボードゲームを増やせます。
今後も遊べるゲームが増えていくかもしれないですね。
ボードゲームだと実際に複数人で会わないと遊べませんが、ゲームソフトのオンライン機能を使えば離れていても誰かと一緒に遊べます。
しかも、ダウンロード版は年末年始にセールが行われています。
Switch版は「My Nintendo Store」と「ニンテンドーeショップ」で2023年1月5日(木)23:59まで、2500円が1925円の23%OFF。
Steam版は2023年1月6日(金)3:00まで、2500円が1925円の23%OFF。
セールのタイミングは購入のチャンスです。
スマートフォンでも遊べるようになりました
\本日配信/
— Let’s Play! Oink Games (@LPOinkGames) December 1, 2022
iOS/Android版の配信を開始しました!
収録ゲーム8作のうち、なんと海底探険は無料!
オンラインクロスプレイや、お試しプレイにも対応してるので、友達を誘いやすくなりますよ!
iOShttps://t.co/sxoHd2yfMo
Androidhttps://t.co/binFxcCgIq#LetsPlayOinkGames pic.twitter.com/1YGZUQLAxf
2022年12月1日に『レッツプレイ!オインクゲームズ』のアプリが配信開始されました。
iOS、Androidの端末で遊ぶことができます。
レッツプレイ!オインクゲームズ
Oink Games Inc.無料posted withアプリーチ
iOS/Andriud版はインストールが無料ででき、各ボードゲームを650円で購入して遊ぶシステム。
そして、「海底探索」というボードゲームだけは無料で遊ぶことができます!
「海底探索」はすごろくベースのゲームで、ゲーム初心者でも遊びやすい人気のゲームです。
まずは「海底探索」を遊んでみるのに、アプリをインストールしてみてはいかがでしょう?
遊べるボードゲーム一覧
『レッツプレイ!オインクゲームズ』では以下のゲームを遊ぶことができます。
- 海底探索 ※スマホ版は無料
- エセ芸術家ニューヨークへ行く
- スタータップス
- 月面探険
- この顔どの顔?
- 藪の中
- ファフニル
- SCOUT
これだけのゲームを遊べるとかなり楽しめそうです。
オンラインプレイやローカル通信を使って友人と一緒にゲームを遊べます。
ただし、友人と一緒にプレイする際は、それぞれが『レッツプレイ!オインクゲームズ』を持っている必要があります。
一人のときも、CPU(コンピューター)とプレイしたり、オンラインで知らない人とプレイしたりもできます。
また、一部のゲームは追加購入が必要になるので注意ください。
【プレスリリース】
— Oink Games (@oinkgms) December 1, 2022
本日より配信!「レッツプレイ!オインクゲームズ」スマホ版は「海底探険」無料プレイ可能!追加ゲーム「SCOUT」およびSwitchパッケージ版も発売。https://t.co/g2aHO3zSXQ pic.twitter.com/LxsKIqykPo
Switch版とSteam版は最初に購入が必要ですが7種類のゲームを遊べて、あとはDLC(ダウンロードコンテンツ)でゲームを650円で追加購入するシステム。
iOS/Android版はインストール無料で「海底探索」を無料で遊べますが、あとは各ゲームを650円で購入するシステム。
自分の使用したいデバイスや、遊びたいゲームの数によって、どのプラットフォームで購入するか選ぶと良いでしょう。
クロスプラットフォーム対応
クロスプラットフォーム対応なので、Switch版を遊んでいる人、Steam版を遊んでいる人、スマホ版を遊んでいる人、皆一緒に遊べます。
この世にはまだまだクロスプラットフォームに対応していないゲームはたくさんあるので、『レッツプレイ!オインクゲームズ』が対応しているのは感動です。
しかも、『レッツプレイ!オインクゲームズ』には「お試しプレイ」という機能があります。
ゲームを購入済みの人がいれば、1テーブルにつき1人まで無料で「お試しプレイ」で参加することができます。
つまり、ゲームを購入していない人にスマホ版のアプリを無料でインストールしてもらえば、購入した人のゲームに参加して一緒に遊ぶことができる!
スマホ版は「海底探索」が最初から無料で入っていますが、他のゲームもお試しプレイなら遊べるので、誰かと一緒に遊びやすいですね。
ボードゲームのデジタル化の良さと難しさ
ボードゲームがデジタル化されると、ゲームプレイがしやすくなります。
- 点数の計算などをゲームがやってくれて楽
- 初めてプレイする人だけで遊んでもルールの理解がしやすい
- 通信機能を使って、離れていても一緒に遊べる
しかし、リアルのボードゲームにも良いところがあります。
- ボードゲームの手触りや立体感を楽しめる
- 一緒にプレイする人の様子をリアルに見ながら判断しやすい
どちらにもそれぞれ良い点があるので、違う楽しみ方ができると思います。
それから、ボードゲームのデジタル化において、開発者の努力が伺えます。
CEDEC(セデック)というゲームを中心とするコンピュータエンターテインメント業界のカンファレンスが毎年開催されていますが、2022年に『レッツプレイ!オインクゲームズ』のセッションもありました。
記事によると、開発過程ではいろいろな課題があったようです。
アナログゲームでは自分の番を示す表示は何もないので,プロトタイプでも盛り込んでいなかったのだが,これがデジタルになると,画面に変化がなければ伝わらない。
[CEDEC 2022]ボードゲームのデジタル化は,UIが面白さを左右する。オインクゲームズのセッションをレポート(4gamer.net)
実際のボードゲームと同じルールで遊んでいるのに,デジタルになった途端,一緒に遊んでいる感覚が薄くなってしまう。
[CEDEC 2022]ボードゲームのデジタル化は,UIが面白さを左右する。オインクゲームズのセッションをレポート(4gamer.net)
CEDECでの記事を読むと、他にも課題があったようですが、その問題点を感じることがなくプレイできたので、素晴らしい開発がされていると思いました。
ゲームについて、開発時の工夫を読んでみるのも面白いですよ。
「海底探索」を遊んでみました
ルールは公式がわかりやすい動画をあげています。
動画でゲームの内容は理解できますが、ここからは私のプレイ過程に沿ってゲームの紹介をします。
iPhone 12に『レッツプレイ!オインクゲームズ』をインストールし、遊んでみました。
最初にオンライン、オフライン、ローカル通信のモードを選べます。
この時、私は新幹線に乗っておりまして、オフラインを選択。
北陸新幹線はトンネルが続き電波があまりないのですが、オフラインモードなら遊べます。
それでは、無料で遊べる「海底探索」でゲーム開始です。
「海底探索」は2〜6人で遊べるゲーム。
この時はひとりぼっちだったので、CPU(コンピューター)のプレイヤーを3人設定して4人プレイで遊んでみました。
「海底探索」は海底遺跡に財宝(遺跡チップ)を取りに行き、潜水艦まで帰還するゲームです。
3ラウンドゲームをして、たくさん財宝を集めたプレイヤーが勝利します。
さっそく、1ラウンド目の開始です。
遺跡チップは4種類あり、レベルが高いチップの方が得点は高いです。
潜水艦から遠い方にレベルの高いチップが配置されています。
遺跡チップ
- Lv1:0〜3点のどれか、三角のチップ
- Lv2:4〜7点のどれか、四角のチップ
- Lv3:8〜11点のどれか、五角のチップ
- Lv4:12〜15点のどれか、六角のチップ
獲得したチップが何点かは、ラウンドが終わるまでわかりません。
それから、すごろくのようなゲームで、1〜3しか出ないサイコロを2つ振って、その合計値分、進んで行けます。
止まった場所で、遺跡チップを拾うか拾わないか決めます。
ここがこのゲームの駆け引きの面白いところで、遺跡チップを拾うと次のことが起こります。
- 潜水艦から遺跡チップ分の空気が減る(空気はプレイヤー全員の共有)
- サイコロの目の数から遺跡チップの数を引かねばならず、進みが遅くなる
潜水艦には空気が25あるのですが、各プレイヤーの持っている遺跡チップの数の空気が減っていきます。
空気は全プレイヤーで共通のものです。
例えば、遺跡チップを2つ持っているプレイヤーのターンが来ると 25-2=23 の空気になり、次のプレイヤーが遺跡チップを3つ持っていると 23-3=20 の空気になります。
それから、持っている遺跡チップ数が多くなると、潜水艦に戻るのが大変になります。
例えば、サイコロの合計値が3で、遺跡チップを2つ持っていると、進めるマスの数は 3-2=1マスになります。
空気が0になるまでに、潜水艦に戻らないと拾った遺跡チップは獲得できず、0点になってしまいます。
さらに潜って高得点を狙うか、引き返して点数獲得を狙うかが、ゲームの行方を左右します。
しかも、引き返すのを選択できるのは一度だけ。
遺跡チップを持つことで、進みが遅くなり、空気も減っていくなか、他のプレイヤーの動向も伺いつつ、いつ引き返すかの判断が大事です。
潜水艦の空気が0になった後の1プレイヤーの行動を最後に、ラウンドが終了します。
引き返す途中に遺跡チップのある場所に止まれば、遺跡チップを拾うことができます。
自分のチップ数、残りの空気、他のプレイヤーの位置などを考慮して、拾うか悩むところ。
また、遺跡チップが既にとられていてブランクチップになっている場所では、持っている遺跡チップを落とすこともできます。
潜水艦まで戻れないかもしれないと思ったら、遺跡チップを落として進みやすくするのも手。
そして、1ラウンド目が終了しました。
ここで獲得した遺跡チップの点数がわかります。
CPU AとCPU Cは潜水艦に戻れなかったので0点です。
私の獲得した遺跡チップは1つが0点で悲しみ…。合計6点の2位でラウンド1を終えました。
続いて、ラウンド2が開始です。
1ラウンド目にとられた遺跡チップはなくなり、道が短くなりました。
これにより、高得点を狙えるレベルの高い遺跡チップに到達しやすくなって、逆転の可能性も出てきます。
前のラウンドで潜水艦に戻れなかったプレイヤーの遺跡チップもまとめて配置されています。
2ラウンド目が終了。
2ラウンド目はCPUが全員潜水艦に戻れずラッキーでした。私は10点を獲得し点数に差をつけられました。
そして、最後のラウンド3が開始。
遺跡チップがさらに減り、高レベルの遺跡チップを狙っていきたいところ。
ついに、3ラウンド目が終了。
全てのラウンドが終了し、合計得点が表示されました。
運良く勝利することができました。
他のプレイヤーの行動によって、ゲームの状況が変わるので、何度も楽しめそうです。
© Oink Games Inc.
誰かと一緒に遊んでみてはいかがでしょう?
スマホ版の『レッツプレイ!オインクゲーム』で「海底探索」を遊んだら、潜水艦まで戻れるか、何点獲得したか、ドキドキして面白かったです。
面白かったので、私はこの後、Nintendo Switch版の『レッツプレイ!オインクゲーム』を購入しました。
今度、友人といろんなゲームを遊んでみようと思っています。楽しみです。
スマホ版は「海底探索」が無料で遊べますし、Switch版やSteam版は年末年始にセールもやってますので、年末年始に友人や家族と遊んでみてはいかがでしょうか。