鱒(ます)の寿司は富山の郷土料理です。
わっぱの中の笹の葉に鱒と酢飯が詰められ、その後に重しで押された、押し寿司です。
お店によって鱒の寿しの味は異なっていて、鱒の状態がレアっぽいのもや半レアっぽいもの、酢がきいているのも弱めなもの、鱒の量の違い、米の違い、などさまざまです。
いろいろなお店の鱒の寿しを食べ比べるのも楽しみのひとつです。
この記事では、富山の鱒の寿し屋のひとつ、まつ川の鱒の寿しを紹介したいと思います。
富山市にある鱒の寿し屋「まつ川」
アクセス
まつ川は富山市中心エリアにあり、行きやすい場所です。
この場所を昔から知る人向けに書くと、ここは文化堂という文房具屋さんがあった場所です。
行き方はいくつかありますが、市電であれば丸の内か大手モールで降りて少し歩くと着きます。
富山駅から歩いてでも20分くらいで行けます。
駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
まつ川の鱒の寿しメニュー
お店の中に庭のような空間があり、綺麗です。
まつ川は富山にある鱒の寿しのお店の中では新しいほうです。2010年の6月にオープンしています。
新しいお店の鱒の寿しは、これまでの鱒の寿しとは何か違うところがあるので、面白いです。
まつ川の鱒の寿しの値段は以下の通り。
- 鱒の寿し 一重 1,800円
- 鱒の寿し 二重 3,500円
1人~3人で食べるなら一重(鱒の寿しが一段入っている)が良いと思います。
二重(鱒の寿しが二段入っている)は一重の倍の量。人数が多かったり、たくさん食べたいなら二重が良いでしょう。
消費期限は購入日の2日後の午前まででした。
事前に予約をしてから伺ったのですが、予約時にいつ食べるのか聞かれました。
鱒の寿しの熟成が最高の状態で食べられるように調整してくれているようなので、消費期限に関わらず食べる予定で伝えた時間に食べるのがベスト。
また、店内では鱒の寿しの他にも富山の名産品も扱っています。
鱒の寿し以外の富山土産も一緒に買えます。
駐車場もあるので車でも行ける
お店の前には駐車場の案内がありました。
お店のすぐ横の駐車場の一部がまつ川の駐車場になっています。
ローカルな人向けに書くと、護国神社側から西町方面に平和通りを進むと、左手にまつ川があります。まつ川のあるビルの手前が駐車場です。
鱒の寿し 一重をいただきました
- まつ川 鱒の寿し 一重 1,800円(税込)
鱒の寿しは押し寿司なので、竹とゴムで押された状態になっています。
わっぱの蓋の上に鱒の寿司をのせた状態にします。まだ笹をめくってはならぬ。
どのお店の鱒の寿しにも、プラスチックのナイフがついているので、これで笹ごと切るのがポイント。
弱そうなナイフですが、鱒の寿しも笹もザクザク切れます。
ケーキをカットするかのように6等分にしました。
自分の分をとったら、笹をはずします。鱒のオレンジと、ご飯の白と、笹の緑が綺麗!
まつ川は、鱒のレア度が高いのが特徴。
鱒に厚みもあります。
昔からある鱒の寿しは、これよりは身が薄く、鱒もここまで赤くなくて、もう少し白っぽい淡いオレンジである場合が多いです。
そしてお米は「てんこもり」という品種を使っているそうです。
「てんこもり」というこの米はコシヒカリに比べ粒が大きく、粘り強い歯ごたえ、そして爽やかな甘味が特徴です。「やや大粒で粘り強い」という性質が鱒の旨味を受け止め、爽やかな甘味が鱒の脂の旨味を引き出し、熟成の味を「とろり」ととろけるものに仕上げることが出来たのです。
まつ川のこだわり(鱒の寿し まつ川)
鱒の生っぽさと肉厚、そしてそれに合ったお米によって、こだわりの鱒の寿しが作られているのですね。
また、他のお店の鱒の寿しに比べると、お酢はあまり強くなくふんわりした味。ここは好みが分かれそうなところですね。
しかし、やはりこの肉厚でとろりとした鱒がのった鱒の寿しは特徴的で美味しい。
このまま食べても美味しいですし、お好みで醤油をつけても良いです。
ところで、以前に購入したときは魚のカマもくれたのですが、今回はもらえなかった…。そのサービスはやめちゃったのかな?
大型連休時は売り切れになることも
夏のお盆に行った時は「本日は完売致しました」と看板が出ていました。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は鱒の寿しが売り切れになることが多いそうです。
大型連休時は事前に予約しておくのが安全です。予約は、営業時間内に取りにこられる日程での予約なら、どれだけ前でも可でいつ予約しても良いとのこと。
年末年始分は11月に予約をされるかたが多いようです。早めの予約必須。
通常日でも心配な場合は、お店に事前に電話して取り置きをしてもらうと良いでしょう。
富山の鱒の寿しはお店によって違うのでいろいろなお店のを食べたい
まつ川は富山では新しめの鱒の寿し店ですが、人気で売り切れになることもあります。
レアで肉厚な鱒とそれに合ったお米によって、とろりとろける鱒の寿しという、まつ川らしい鱒の寿し。人気なのもわかります。
鱒の寿しはお店によって異なる独自の味を楽しめるので、地元民でもいろいろなお店の鱒の寿しを食べたくなるのです。
人によっては推しの鱒の寿司店一筋のかたもいらっしゃいます。
まつ川の鱒の寿しは、私の好きな鱒の寿しのひとつです。
でも、他にも推しの鱒の寿し店があるんですよ。いつか他の推しのお店も記事にしたいと思います。
- 公式サイト:https://matukawa.biz/
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/toyama_matsukawa/
- 住所:富山県富山市旅籠(はたご)町2-10 西森ビル1F
- 電話番号:076-494-9200
- 定休日:日曜
- 営業時間:7:00-18:00
- 駐車場:有