富山市には呉羽山という小さな山があります。
車の通り道になっていますが、五百羅漢などを見に行くこともできます。
富山駅から車で約10分の場所なので、散策しつつ、羅漢様を参拝して、帰りに茶室でお抹茶というコースは、気軽に楽しめますので、紹介します!
富山市の五百羅漢を参拝
呉羽山にたたずむ五百羅漢像
長慶寺の境内に五百羅漢があり、富山市指定文化財になっています。
何段も道があって、羅漢様が並んでいます。500体はありそうです。
緑に囲まれて、これだけの羅漢様が並んでいると、特別な空間のような気がしてきます。
自分と似た顔を見つけて撫でると良いと言われていましたが、顔の部分は風化が進んであまりわからないですね…。
道には柵などはないので、足を踏み外さないように気を付けて歩きましょう。また、虫も飛んでいたので、虫除け対策をしておくと良いと思います。(私が訪れたのは5月です。)
看板の説明によると、寛政11年(1799年)より、佐渡で作られた石像を50年以上かけて運んで安置されたそうです。
羅漢とは仏教の修行僧のことで、悟りをひらいた高僧のことです。五百羅漢は特別な500人の僧ということですね。幼い頃はお地蔵様かと思っていたけど、違いました。
日本国内に五百羅漢はいくつか存在していますが、富山にも長い年月をかけて無事安寧を願う羅漢様を安置し、現在も残っているのはありがたいことです。
映画「散り椿」のロケ地にもなった
映画「散り椿」を観たことはありますか?
時代劇で、岡田准一さんが演じる瓜生新兵衛(うりゅうしんべえ)と、西島秀俊さんが演じる榊原采女(さかきばらうねめ)の剣が恐ろしく格好良い映画です。
監督は木村大作さん。木村監督の映画は富山県で撮影されることが多いです。
「散り椿」も富山県で撮影されているシーンが多く、五百羅漢はロケ地のひとつでした。稽古の帰り道のシーンなどで登場しています。
江戸時代に五百羅漢は安置されたわけですから、その時代にあったモノの表現として面白いですね。
YouTubeの予告動画の埋め込みは不可でしたので、下記リンクからどうぞ。五百羅漢のシーンも数秒見られます。
五百羅漢へのアクセス
- 住所:〒930-0882 富山県富山市五艘1882
- 駐車場:有
参拝者用の駐車場がありますので、駐車場まで車で行くことができます。
駐車場に地図があり、参考になります。駐車場から少し歩けば、五百羅漢に着きます。
茶室 円山庵でお抹茶をいただく
茶室 円山庵で一服
五百羅漢の近くに、茶室があるので、一休みするのにおすすめです。
大正時代に建築された茶室を移築した建物だそうです。趣があります。
入口にある受付でお茶の料金 430円を支払います。
椅子の席がいくつかありました。茶室もあるようですが、一服するだけなら立礼席です。
席からは庭が見えます。開放感があります。
お抹茶とお茶菓子がとても美味しい
私には皐月というお菓子がついていました。可愛らしいです。
一緒に行った母には清風というお菓子がついていました。爽やかです。
お抹茶もお菓子も美味しいです。お菓子は富山市の小鍛冶本舗の和菓子だそうです。
美味しいので、この茶室に来るだけでも良い時間を過ごせると思います。
茶室 円山庵へのアクセス
- 富山市民俗民芸村 公式サイト:https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/minzokumingei/enzan/enzan.html
- 住所:〒930-0881 富山市安養坊47-3
- 営業時間:9:00-16:30
- 駐車場:有
「富山市民俗民芸村管理センター」の方向に進めば辿り着きます。呉羽山は小さな山なので道なりに進めば迷いにくいです。
富山市民俗民芸村のご利用案内のマップも参考になります。
円山庵の前に「車でお越しの方は、こちらをご利用ください。」の看板がありました。
民俗民芸村の管理センターに車を停めれば良いようです。
すぐそばに長慶寺の駐車場がありますが、そこには停めないでおきましょう。
ついでに呉羽山の展望台から景色も
呉羽山にせっかく来たら、展望台まで行って景色を見るのもオススメです。
五百羅漢に行った日は曇りで山はあまり見えませんでしたが、天気の良い日は立山連峰と富山の町が綺麗に見えます。
この写真は冬の良い天気の日の景色です。山が綺麗に見える日は、嬉しい気分になります。
気軽な散策にオススメです
富山市にあって車ですぐに行ける場所なので、気軽な散策になると思います。
五百羅漢を参拝するとご利益もありそうです。
茶室で美味しいお抹茶とお菓子をいただくのも、幸せな時間です。
天気が良ければ、良い景色も見られます。
富山で今日ちょっとどこかに行きたいな~という時に、行ってみてはいかがでしょうか。