モバイルモニターがほしくて、Amazonのブラックフライデーを機に購入しました。
友人がEVICIV(エビシブ)のモバイルモニターを使っていると教えてくれたので、私もEVICIVのモバイルモニターにしてみました。
私にとっては初めてのモバイルモニター。使ってみたので、レビューしたいと思います。
EVICIV モバイルモニター EVC-1601
EVICIVはどこの国のメーカー?
EVICIVの公式サイトは以下です。
しかし、公式サイトには会社概要がありません。いつか掲載されると良いのだけど…。
とりあえず、特許情報プラットフォームで商標を調べたところ、権利者は中華人民共和国の深圳市度尚科技有限公司となっていました。
中国の企業ですね。深圳(シンセン)にはIT企業がたくさんある印象を持っていて、勢いがある場所だと思います。
同社の商標を調べたところ、EVICIVの他にUPERCT、cdisplayも登録されていて、すべてディスプレイ関係の商品でした。同じ会社から違う名前のブランドを展開しているようです。
中国の阿里巴巴企业诚信体系(アリババコーポレートインテグリティシステム)も見てみたところ、2017年10月に設立された会社で、電子製品や通信機器などを扱う情報技術系の会社となっていました。
EVC-1601 16インチ 2.5Kのモバイルモニター
購入したのはこちらのモバイルモニター(ポータブルモニター)。EVC-1601。
このようなモニターの購入を考えていました。
- いつものPC作業デスク以外でモニターを使いたい
- 家の中で使う。外出時の持ち運びはあまりしない予定→15インチ以上にしよう
- 価格が高すぎない
- できれば解像度高め
- タッチパネル不要
普段はPC作業デスクで27インチのモニターを使用してしるのですが、他の場所で使用する時に毎回このモニターを移動するのはかなりの手間。それで、モバイルモニターが欲しいと思ったのです。
しかも、購入したのがブラックフライデーのセール時期だったので、少し価格が安くなっており、購入の後押しとなりました。セールの勢いで、解像度2Kの16インチモニターにしました。
届いたモバイルモニターの箱を開封。箱を開ける瞬間はワクワクします。
丁寧に梱包されていました。同梱物は以下です。
- モバイルモニター
- HDMIケーブル
- USBケーブル(USB-C&USB-A)
- USBケーブル(USB-C&USB-C)
- 電源アダプタ
- 取扱説明書
- 保証案内
ケーブルと電源アダプタも付いていたので、別途購入が必要なものはありませんでした。
カバーがそのままスタンドになる
モニターにはカバーが付いていて、保管や持ち運び時にモニターを傷付けにくいようになっています。
モニターは薄くて、見た目もシンプル。
カバーはスタンドとしても使用できます。
カバーは背面と磁石でくっつくようになっており、取り外しも簡単です。ただ、やや磁石が弱いです。外れやすくはありますが、スタンドとしては使えています。
カバーの場合、角度は2段階に調整できるのみです。
また、左下にある穴にペン等を差し込んで、スタンドにすることもできます。
もっと細かく角度を調整したり、高さを変えたりしたい場合は、モニター用スタンドを使うと良さそうです。
主な仕様
パネル種別 | IPS |
最大解像度 | 2560 x 1600 pixels |
輝度 | 400 cd/㎡ |
コントラスト | 1500:1 |
視野角 | 178度 |
表示色 | 16.7M(8bit) |
応答速度 | 5ms |
アスペクト比 | 16:10 |
イヤホンポート | 3.5mm |
リフレッシュレート | 60Hz |
作業温度 | 0~50℃ |
保存温度 | -20~60℃ |
電力 | 8W |
サウンド | 8Ω 2W |
サイズ | 10 x 360 x 230 mm |
重さ | 2.1kg |
背面はVESA75(75×75mm)になっています。
片側の側面には、スピーカー、USB Type-Cポートが2つ、HDMIポートが1つ、イヤホンジャックが付いています。
このモニターはUSB Type-CかHDMIで接続します。
HDMIケーブルで接続する場合は、電源用のUSB Type-Cも接続する必要があります。
PCをUSB Type-Cで接続する場合は、Thunderbolt3に対応した機器と接続する必要があります。また、ケーブル1本で接続時に電力不足の場合はもう1本USB Type-Cをつないでモニターに給電する必要があるとのこと。
しかし、同じUSB Type-Cの形状でも、Thunderboltだったり、DisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)だったがあり、ややこしいですね。
ThunderboltはIntelとAppleが共同開発した技術です。Thunderbolt 3からコネクタがUSB Type-Cになっており、電力供給だけではなく、転送速度が速く高解像度の映像信号も伝送できます。2023年9月にはThunderbolt 5が発表され、2024年以降はThunderbolt 5搭載機器が登場しそうです。
モニターと接続して映像信号も伝送できるのが DisplayPort Alt Mode。機器とケーブルの両方が対応している必要があります。USB Type-Cのうち、ThunderboltやUSB4、DisplayPort対応のUSBであればDisplayPort Alt Modeをサポートしています。
自分のUSB Type-Cコネクタが実際に何なのか確認する方法は、製品に表示されているロゴ表記を確認するか、製品のマニュアルを確認するか、製造元へ確認します。ロゴ表記については下記ページがわかりやすいと思います。
そして、もう一方の側面にはスピーカー、電源や設定用のボタンが並んでいます。
そして、こちら側にはUSB Type-C OTG(On-The-Go)もあります。キーボードやマウスなどを有線で接続する用ですね。
いろんな機器に繋げてみた
普段のモニターのサブモニターにもなる
自宅でのメインPCでは、27インチのモニターを使っています。モバイルモニターも並べて2台のディスプレイにしてみました。手軽なマルチディスプレイ。
27インチモニターはモニターアームで設置しているので、モバイルモニターの配置はしやすかったです。
主な作業を27インチで行いつつ、モバイルモニターはサブモニターとして置きました。
EVC-1601は解像度が2Kなので、モバイルモニターの解像度を大きくして、ウィンドウをたくさん並べて表示できるのも使いやすいと感じました。
画面の表示もくっきりしていて、問題ないです。ドット抜けもなくて良かった。画質に問題はないと感じました。(超高品質画像を求める人にとってはどうかはわからないですが。)
また、PCとの接続であればモバイルモニターは縦向き表示も可能です。
Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)にも接続してみた
モバイルモニター EVC-1601のアスペクト比は16:10、Nintendo Switchのアスペクト比は16:9ですが、接続すると自動で上下が黒帯になって、正常な比率で表示されました。
Nintendo Switchの最大リフレッシュレートは60Hzなので、こちらも問題ないです。
モニターからは音も出せるので、いろいろな場所でゲームをするのにも便利なモニターだと思いました。
iPhoneにも接続してみた
私が使用してるiPhone 12 miniと接続してみました。
画面が少し大きく表示されるので、複数人とスマホ画面を見たい場合には良さそうです。
ただし、スマホの映像出力の場合は、モニターを縦にしても表示されませんでした。画面は横向きで使うのみのようです。
モバイルモニターでこれをやりたかったんだ。こたつ作業!
私がモバイルモニターが欲しかった最も大きな理由は、こたつで仕事をしたいです。
在宅勤務の日もあるのですが、冬は寒くてあまりいつものデスクに向かいたくない…。そうだ、今年はこたつで仕事をしてみようではないか!
仕事の時はノートPCを使っていて、もう1画面はどうしても必要。しかもノートPCの13インチより大きい16インチ。ノートPC 1台のみの作業より絶対に良いです。
デスクの27インチに比べると小さいですが、16インチはこたつで作業するには丁度良いサイズでした。解像度も2Kまで使えるので快適。
ちなみに写真はHDMIケーブルで接続しているのですが、このノートPCはThunderboltポートがあるので、USB Type-Cケーブル1本で接続できました。もっとスッキリな見た目に!
モバイルモニターによって、冬の完璧な仕事環境が完成!
マウスやキーボードも無線ならば、こたつの上がスッキリします。
買って良かった、モバイルモニター
はじめて購入したモバイルモニター。私にこたつでの作業という新しい環境をもたらしてくれました。
いろいろな機器に接続もできたので、幅広く使えそうです。
16インチで2Kのモニターを2万円かからずに購入できたので、コスパが良かったです。セールではない時も、他の16インチ2Kモニターに比べるとコスパは良いモニターだと思いますし、クーポンが配布される時もあるようです。
それから、家での使用を想定して購入しましたが、思ったよりコンパクトなデザインで、少し重いくらいだったので、外に持っていけなくもなさそうです。2.1kgだから長時間持ち運ぶのは疲れそうですが。
また、EVICIVの製品は初めての使用でしたが、今のところ問題なく動作しています。今後も問題なく使用できるか、様子を見ていこうと思います。
- こたつでのモニターに丁度良かった16インチ
- 最大2K(2560✕1600)の解像度
- さまざまな機材に接続可能
- 機材によってはUSB-Cケーブル1本で接続可能
- HDMIにも対応
- ケーブルや電源が同梱しており、追加購入が必要なモノはなし
- スピーカーもあり
- このスペックでこの価格はコスパ良し
- 少し重い(持ち運び用より自宅用と思います)
- タッチパネル非対応