富山の郷土料理といえば鱒の寿し。
鱒の寿しを販売するお店の中で、ますのすし本舗 源(みなもと)が最大規模のお店。
富山では、源には大量生産のイメージがあり、あまり源では鱒の寿しを購入せずに、いつも贔屓にしている個人店舗の鱒の寿しを購入する家庭が多いのではないでしょうか?富山出身の私もかなり長い期間、源の鱒の寿しを食べていなかったです。
しかし、富山に住む友人が「源の鱒の寿し、昔より美味しいよ~」と言うのであります。ならば、食べてみたくなるではないですか。
ということで、富山帰省中に源の鱒の寿しを食べてきたので紹介したいと思います。
ますのすし本舗 源 富山インター店に鱒の寿しを買いに行く
富山インター店は、富山市の国道41号線沿いにあり、富山市中心部側からだと富山インターの手前にあります。アピタ富山店がある場所のすぐそばです。
お店の前には車を停めるスペースもあるので、車で買いに行けます。
鱒の寿しのパッケージが看板になっているのでわかりやすい。
ちなみに、ここは立山そばも併設されていて、そばを食べることもできます。そばの営業時間は11時~15時の昼時のみです。
売店では「ますのすし」や「ぶりのすし」が販売されていて、以下のラインナップがあります。源は「ますのすし」だけではなく、「ぶりのすし」もあるのが特徴的です。
特選ますのすし | 2,200円 |
特選ますのすし 小丸 | 1,600円 |
ますのすし 一重 | 1,800円 |
ますのすし 二重 | 3,500円 |
ますのすし 小丸 | 1,300円 |
ぶりのすし | 2,100円 |
ますぶりすし重ね | 3,800円 |
※税込価格 |
最近、昔より鱒の寿しが人気なのか、お盆の時期や、ゴールデンウィーク、年末年始は鱒の寿しが売り切れになるお店が多いんですよね。そこで、源に行く前にも電話で確認してみたところ、「ますのすし一重はたくさんありますので、予約しなくていらっしゃって大丈夫ですよ~」とお返事をいただきました。さすが、源、確実に買えるという安心感があります。
源では、ますのすしの他に、うま煮やお弁当も販売されています。
創業は江戸時代で、旅館などを営んでいたそうです。1908年(明治41年)に駅弁の販売を開始、1912年(明治45年)に「ますのすし」の販売を開始しています。100年以上ますのすしを作り続けている老舗ですね。また、料亭や駅弁もずっとやってきているので、料理全般が得意な企業なわけです。
お弁当や立山そばも人気のようです。この日はますのすしを購入して帰ったのですが、別の機会にお弁当やそばも食べてみたいと思いました。
ますのすし一重をいただきました
- ますのすし一重 1,800円(税込)
源といえばこのパッケージ。中川一政画伯の絵。このパッケージを見るたびに、源だなぁと思います。
箱から出した木桶。箸とプラスチックのナイフがわかりやすい位置に置いてあります。
蓋には「越中神通川船橋図」が。江戸時代、富山市にある松川(旧神通川)では舟をたくさん繋いで橋にしていたそうです。そして、舟橋の近くで、鱒の寿しを販売する茶屋が登場したとか。
箸袋の裏には食べ方が書かれています。
説明を読むと、源の鱒の寿しは笹を広げてから切るスタイルのようですね。
いつも私は笹に包んだまま鱒の寿しを切るのですが、源の鱒の寿しの笹の葉がやや硬くて、笹ごときるのは難しかったです。
説明書通り、笹を広げてから鱒の寿しを切ることにしました。笹を広げて見る鱒の寿しのビジュアルを眺めるのもまた良い。
久しぶりに食べる源のますのすし。
しばらく食べてなかったけど、美味しいですね!友人が言う通り、昔より美味しい気がします。お酢が良い具合に利いていました。鱒もさっぱりとして良いです。
個人店舗の個性的な鱒の寿しにも良さがありますが、対して標準的な安定の鱒の寿しという感じがしました。良い意味で。これはこれで良いです。こういう鱒の寿しがあるから、他のお店の個性もわかりやすいような気がします。
ただ、普通のますのすしだと、鱒に対して、ご飯の量が多いように感じました。肉厚の鱒の寿しが好みの人は、普通のますのすしではなく、「特選ますのすし」にしたほうが良いだろうと思います。さらに、源には「伝承館ますのすし」という期間限定・数量限定のますのすしもあるので、そちらを食べてみるのも良いかもしれません。伝承館ますのすしの場合は、予約するのが良さそうです。
源の鱒の寿しは「買える」という安心感もある
私が買いに行った富山インター店の他にも、源は販売店舗が多数あります。
東京都内であれば有楽町の東京交通会館にあるいきいき富山館でも買えるし、全国に取り扱いをしている店舗があります。いきいき富山館は、東京交通会館地下1階の「麺屋ひょっとこ」の隣です。アクセスなどは下記記事も参照ください。
もちろん富山駅でも購入可能です。
新幹線の中央改札の近くの売店(改札の外側)で購入できます。
東京駅に戻る新幹線に乗る前に、源でお弁当を買おうかと思ったけど売り切れでした…無念。富山駅の売店受取で予約をしておけば良かった。おにぎりもほとんど売切。人気の様子。
新幹線の改札内には、自動販売機もあります。格好良い!
北陸新幹線上りのホームにも売店があります。富山駅に購入できる場所がたくさんあって、便利です。
そして、源のすごいところは、ますのすしミュージアムもあるところです。「自分で鱒の寿しを作ってみたい!」という人はミュージアムに行ってみるのも良いでしょう。
また、源のオンラインショップ、Amazon、楽天、Yahooショッピングでも購入可能です。富山まで行かなくても食べられます。
源の店舗で、駅で、全国の取扱店で、ミュージアムで、オンラインで、さまざまな入手方法があるのも源の良さだと思います。
久しぶりに食べた源のますのすし、美味しかったです
源のますのすし、しばらく食べていなかったのですが、久しぶりに食べてみると美味しかったです!昔よりも美味しくなっていると思います。
個人的には贔屓にしているお店の鱒の寿しを購入して食べることが多いと思いますが、たまに源のますのすしを食べるのも良いなと思いました。普通に美味しいので、源のますのすしを贔屓にしている方もいらっしゃるだろうと思います。
今回はますのすし 一重を食べたのですが、次回は源のお弁当も食べてみたいです。地元の友人が言うには、ますのすしも美味しくなったけど、お弁当がかなりオススメみたいなんですよね。次回富山に帰省した時は予約をしてお弁当を食べてみたいと思います。
- 公式サイト:https://www.minamoto.co.jp/
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/minamoto_masunosushi/
- 富山インター店 住所:〒939-8071 富山県富山市上袋632
- 富山インター店 定休日:無休 ※1月1日のみ休み
- 富山インター店 営業時間:売店 9:00 – 18:00、立山そば 11:00 – 15:00
- 富山インター店 駐車場:有